【麻美ゆま連載11】恋愛、留年危機…退学して東京へ

2014年12月08日 12時00分

【麻美ゆま「HAPPY&SMILE」:連載11】高校は前橋にある私立高校で英語科を選択しました。中学のときに親友と一緒にカナダへホームステイに3週間行ったことが楽しくて、また必ず留学しようと思っていたんです。英検準2級があったから、進学は推薦で決まりました。

「タイタニック」や「ハリー・ポッター」を自分で翻訳したりしたし、英語をしゃべるのも好き。だからこその英語科だったんですけど、授業には生物とか世界史とかあって、それはすごく嫌いでした。授業中も自分の好きな日本の歌を英訳したりして、英語以外には興味なかったんですよ。

 それと中学でホームステイしたときに、親は反対していて、「出世払いで行かせてください」って頼んでたから、高校入学してすぐにバイトを始めて返済していたんです。

 留学のためにお金をためようという気持ちもありました。学校ではバイトは禁止されていたけど、ハンバーガー屋でこっそりと。学校よりもバイトに夢中になっていったんです。

 1年生の3学期に入る前くらいには、このままだと留年になるということが分かったんです。バイトの予定をかなりタイトに入れていて、生物とかで赤点も取っていて。

 初体験とは別の男の子と付き合い始めていたんですが、恋愛にものめり込んでた。そういうのが影響して留年になりそうだったんです。

 留学がしたくて学校に入学したんですけど、留年したら5年間通うことになっちゃう。っていうのも、高校生の間に1年間留学しても(単位が)加算されないんです。だから4年間高校に通うことになるんですが、それに留年を合わせたら…。

 ただでさえ私立で授業料高いのに親に申し訳ないなって。このころにはフィリピンパブはもう閉まっていましたから。だから、自分で働いて留学した方がお金も時間もかからないだろうと思って、学校は辞めることにしました。

 すぐにバイトの数を増やしました。ハンバーガー屋だけでなく、居酒屋も。1か月で多いときはバイト代が30万円になったこともあります。そのおかげでカナダに3週間の留学に行くことができました。また、大検を取るために予備校に通って、大検も合格しました。

 それでもずっと働いていて、家にお金を入れるようにもしていました。あるとき、姉から「東京においでよ。お金をためたいなら東京の方が時給がいいよ」と誘われたんです。しばらくは東京に出るためにお金をためて、18歳になる誕生日の数日前に上京したんです。

 東京は何度か来たことがあったし、高崎からそんな遠くもないので、すんなり上京できました。姉の家に居候したんですけど、なぜか新大久保に家があって、それはちょっと驚いたかな。

 このころの夢はキャビンアテンダントやグランドホステス(地上勤務職員)で、東京で短大に行けたらいいなと思っていました。ところが思いもよらぬ出来事が待っていたんです。