小学校教師「ハズレ担任」典型的パターンと対処法

2014年05月17日 08時00分

 この春、大きな話題になった担任教諭の入学式欠席問題。その是非はさておき、担任には“当たりハズレ”があるのは事実だ。新学期が始まって1か月が過ぎ、いいタイミングなので、小学校におけるハズレ教師の典型的パターンをおさらいしておこう。専門家に対処法も聞いたので、「なんとなく元気がない」など、子供の言動に変化があるようなら、何かアクションを起こした方がいいかも。

【オバタリアン教師】言葉の暴力や人格否定など、体罰ではないが限りなくクロに近いグレーな指導法を用いて子供たちを支配する年配の女性教師。50代が中心で全国各地の小学校で目撃されている。わんぱくでヤンチャな男子にターゲットを絞り、みんなの前でヒステリックに“公開処刑”することもあるが、保護者への愛想は良く、体罰ではないので問題が発覚しにくい。

【ガチンコ女子】20~30代前半の融通が利かない女性教師。自分が思っていることだけが正しいと信じているため、視野が狭い。「今、ここでしっかりしつけてあげないと、どんな人間も将来ダメになってしまう」と本気で考えている。世の中にはいろいろな価値観の人がいることに気付いておらず、わんぱく系の男子が被害を受けやすい。

【マジメ男子】20~30代前半の男性教師に少なくない。勉強ばかりやってきて志は高いのだが、いかんせんシャレが通じない役人のような人。ルールを守らない生徒は敵視。また、ルールから外れる可能性のある行為に過剰反応し、禁止しなくてもいいようなことまで禁止することがある。子供がのびのび育たない。

【ノーテンキちゃん】「子供大好きなんです~」という明るいポジティブ女性教師。元気があれば何でもできると思っている。ほとんどの子供たちからは人気だが、悩んでいる子がいても「後悔してても始まらないよ!」「私もこうやって乗り越えてきたから」などと真剣に相談に乗ってあげないケースも。おとなしい子供とも相性が悪いので要注意。


 また、勢いだけでやっているから指導がロジカルではなく、子供の学力がつかない場合もあるので、勉強熱心な親御さんも気をつけるべし。

【熱血マン】金八先生やGTOを気取って空回りしてしまうキャリア1~3年の男性教師。「夢を持て!」「どうして君たちは熱くないんだ!」などと平気で口にする。小学1~2年生ならいいが、当然、高学年はついてこないし、特に高学年女子にとっては厄介。例えば、女の子同士がグループを作り、ちょっと関係が悪くなっているとき、「よし、みんなで話し合おう!」などと強引に入り込んでいき、問題を余計にこじらせることがある。
 
【対処法】「○○先生、うざい」「嫌い」などと自分の気持ちを伝えられる子供なら分かりやすいが、親の前でそういうことを口に出せない子もいる。「学校がつまらない」と言い出したり、朝、布団からなかなか出てこなくなったりしたら危険サイン。変化をしっかり観察しよう。そのうえで、まずは子供の気持ちをしっかりと受け止める。そして、先生を嫌いにならないように仕向けるのが第一歩だ。

 教育ジャーナリストで「オバタリアン教師から息子を守れ」の著者・おおたとしまさ氏によると「先生を嫌いになると、それによって勉強まで嫌いになってしまうこともある」という。親としては次のようなスタンスを取るといいという。

「まずは先生の言うことをちゃんと聞かないといけないよ」→「でも、先生だって間違えることもあるから、おかしいなと思ったら言ってきなさい」→「おかしいと思っていることについて私たちが説明できるならしてあげるし、それでもおかしかったら先生に聞いてあげるからね」

 子供の怒りや不安を受け止め、親が対応すれば「たとえ状況が変わらなかったとしても、子供はガマンができるようになる」という。

 また、先生と子供が置かれている立場を正しく理解し、説明してあげると「そうか、ボクが悪いんじゃないんだ」と子供は安心する。


「逆に、親がしっかりと俯瞰(ふかん)した情報を与えてあげないと、子供は自分が悪いと思ってしまいます」

 それでも、前述の「オバタリアン」のように、一筋縄ではいかない困った先生からかなりの“被害”を受けてしまったら、いよいよ学校に相談だ。ただ、決して安易な対立構図を作ってはいけない。「お互いに余計なエネルギーを使ってしまいますし、焦って感情をぶつけるとクレーマー扱いされてしまう」という。カッとなっているときこそ、伝え方に気をつけつつ、冷静に対応しよう。