【長谷川豊アナ連載12】“アンタたちにフジを嫌いになってほしくないから”笑顔で明かした菊間さん

2013年10月06日 08時00分

菊間さん(左下)は騒動当日、問題の未成年アイドルが在籍するジャニーズグループ「NEWS」と女子バレー・ワールドグランプリの応援をしていた(2005年7月。顔写真は菊間さんの笑顔)
菊間さん(左下)は騒動当日、問題の未成年アイドルが在籍するジャニーズグループ「NEWS」と女子バレー・ワールドグランプリの応援をしていた(2005年7月。顔写真は菊間さんの笑顔)

長谷川豊アナ連載「すべてお話ししますがなにか?」

【元フジテレビアナ・長谷川豊「すべてお話ししますがなにか?」(連載12)】

 

「なんであの時、ホントのことを全部言わなかったんですか!?」

 

 今年3月。現在、弁護士として活躍されている元フジテレビアナウンサーの菊間千乃さん(41)にストレートにぶつけました。

 

 2005年に勃発した、菊間さんと未成年アイドルの飲酒疑惑騒動を“取材”して分かったこと。それは、菊間さんは未成年アイドルを呼び出しておらず、酒を一緒に飲んでもいなかったのではないかと――。

 

「そんなことを言ったら、アンタたちが心配したり、フジテレビを嫌いになったりするでしょ」

 

 彼女は笑顔でした。思わず「聖母マリアか!」って突っ込みたくなるくらい、ステキな笑顔。

 

 悔しかった。本当に悔しかった。菊間さんは周りに迷惑を掛けないように、あえて真実を自分の口から言わなかった。責任をすべて背負ったのです。

 

 僕の経費不正使用は「横領」とまで指摘され、同僚から「フジテレビ史上最悪の冤罪事件」と言われました。でも、僕からすると、菊間さんのこの一件のほうが、最悪の冤罪事件です。

 

 フジに対し内心、じくじたるものがあったと思います。それでも、恨み節一つ言わず退社して、弁護士になられた。今では古巣と良好な関係まで築いています。

 

 僕が10年9月の米国・ニューヨーク行きを決意した理由の一つは、「菊間さんに追い付きたい」という思いもあったからでした。騒動を乗り越えたという点でも憧れ、最も尊敬している一人です。

 

 そういえばもう一つ、菊間さんにお会いしたその3月、掛けられた言葉があります。

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