ラブドール愛好家に新しい傾向

2020年05月05日 10時00分

ラブドール写真家のケロロさん

 昭和のころ、一世を風靡したダッチワイフからラブドールにその主役を譲った等身大性玩具を取り巻く環境は進化を続けている。新型コロナウイルスの感染拡大で濃厚接触となる風俗を利用できる状況ではない現在は、ラブドール全盛期と言うことができる。一方、ラブドール愛好家にも新しい傾向が生まれている。

 愛好家で写真家でもあるケロロさんは、現在こそコロナ禍で自粛中ではあるが、ラブドールを愛車に乗せて全国各地で写真を撮影している。

 北海道開拓の村(北海道札幌市)、蓼科アミューズメント水族館(長野県茅野市)、志摩スペイン村(三重県志摩市)、USJ(大阪市)などだ。そのようなアミューズメントパークや博物館などといった施設で撮影する場合、事前に撮影許可を取っているという。

「いつも許可をいただいて撮影しています。こういう形でやっていくことによって、また次の人たちにつながっていくと思うんですよね。それがラブドールの認知っていうことにもなると思います。SNSでも写真を発表していますが、自分が見てもらいたいのはプリントした写真です。色も雰囲気も伝わると思うんですよね」

 ケロロさんの写真はふわっとした柔らかさがあり、まるで女性が撮った写真のように感じられる。女性ファンも多い。

 ラブドールを彼女に見立ててデートをしたり、撮影したりする人は増えているが、ケロロさんの写真は、これまでの撮影スタイルを一歩も二歩も進化させたものだろう。

 アミューズメントパークなどといったフォトジェニックな場所に連れて行くことによって、ラブドールの表情は豊かなものになる。もちろん、それを運営している側も歓迎してくれる。このような写真がSNSで拡散されることによって、施設の宣伝にもなる。そして、ラブドールが市民権を得ることにもつながっていく。

 驚かされるのは、こんなにも彼女たちを愛しているのに一度も性交をしたことがないということだ。奥さんもそのことを知っているので、夫婦関係も保たれているという。