中国のラブドールがついに日本上陸!

2019年11月15日 19時00分

 日本のラブドール界が変革の時を迎えようとしている。ついに“中華ラブドール”の逆襲が始まった。本紙は7月、中国最大のラブドールメーカーである「人造人科技」(本社・広東省東莞市)のCEOである一刀氏のインタビューを掲載したが、早くも中国製のラブドールを専門販売する正規代理店がオープンした。

 大阪府にラブドールショールームを構えたのは「WAGDOLL」なる会社(ぶっちょカシワギ代表)だ。現在、ショールームには、人造人科技の他に「SANHUI」「WM」「JY」などといった中国を代表するメーカーのラブドールが展示されている。

 現在、中国で最も勢いのある人造人科技は「世界一リアルなラブドール」の制作を目指している。技師はハリウッド映画の特殊メークなどをしていた人たちで構成され、長年培った専門技術によって作られている。そのため塗装技術は群を抜いており、血管やホクロなどが忠実に再現されている。また、指骨格の再現性も素晴らしい。万年筆などを持たせることも可能だ。

 SANHUIはオプションで“肌リアル加工”を選択でき、より人間の肌に近いものになる。どちらのドールもシリコーンで作られているので、その質感は中国製と思えないほどリアルなものとなっている。

 素材にTPE(熱可塑性エラストマー)を使っているのは、WMとJY。WMは中国で最も初期に生まれたラブドールメーカーの一つで、JYは小さなドールを含めると年間生産数が1万体を超える。

 このショールームに足を運ぶと、自分の目でいろいろなドールを見ることができる。

 ぶっちょ氏は「生身の性を求めるだけならば、風俗に行けばいいのでしょうけど、ドールは服を着せたり、使用後は洗ったりしないといけません。自分の感覚からすれば、ペットと同じようなものなのかもしれません。犬でも猫でも小鳥でも、家にいることによってホッとしたものが生まれると思うんですよね。そういったところが関係していると思います。それは、奥さんや恋人がいても同じことだと思うんですよね。また、猫を飼うようになると、猫の写真ばかり撮ってSNSにアップするようになりますよね。ラブドールを買うと、そういうような感じになってくると思います」と語る。

 ぶっちょ氏は大阪サブカルチャー界の重鎮として知られており、大阪で「なんば紅鶴」や「なんば白鯨」というトークライブの店、「モモモグラ」という写真展ができるスペースなどを展開している。

 現在、人造人科技やSANHUIのようにシリコーンでラブドールを作っている会社は中国国内に5社ぐらいある。TPE製のものは100社くらいあるという。しかし、TPE製の中には、コピー品を作っているところが多い。既存のラブドールを入手して、それを元にして型枠をとって作製している。このような粗悪なコピー品は日本でもインターネットを通じて販売されている。

 WAGDOLLでは、各メーカーのラブドールを実際に見て、表情や触り心地などを確認することができる。中国のラブドールメーカーとのつながりも深いので、製品の長所や短所、管理方法なども説明してもらえる。見学希望の場合はメールフォームから連絡する。

 ちなみにWAGDOLLのホームページの写真を撮っているのは、ラブドール写真家として知られるSAKITANさんだ。ますますWAGDOLLの展開から目が離せなくなってきた。