11月26日は「いい風呂の日」。浴室熱中症対策に“ミネラル入りむぎ茶”が効果的

2018年11月26日 14時00分

浴室熱中症対策に“ミネラル入りむぎ茶”が効果的

 11月26日は“いい風呂”の日(日本浴用剤工業会制定)。寒いこの時期の温かい風呂は格別だ。しかし、冬の入浴時の事故が多発中。実は冬の体は“かくれ脱水”状態にあるのだという。そして、水分補給が足りないままの状態で入浴すると、体温が上がり過ぎて「浴室熱中症」になったり、急激な温度変化によって「ヒートショック」を引き起こしてしまう。そこで注目されているのが、正しい入浴方法とミネラル入りむぎ茶だ。

 東京都福祉保健局東京都監察医務院が発表した「東京都23区における入浴中の事故死」によると入浴中の事故死は11月から2月までの気温の低い時期に特に多発している。 その要因として挙げられているのが“かくれ脱水”による冬の「熱中症」だ。そのかくれ脱水から説明しよう。

 乾燥している冬は、自覚症状のないまま皮膚や呼気から水分が失われる「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」が増える。気温の低い冬は、夏よりも基礎代謝が上がるため汗のかきやすい体質になっている。暖房の効いた部屋や人の熱気で蒸し暑い満員電車の中や、階段の上り下りなどのちょっとした運動でも汗をかく。さらに保温効果が高い冬の衣服は熱がこもり、汗も蒸発しづらくなっている。

 このような状態にもかかわらず体感温度の低い冬は、喉の渇きに気付かず水分補給も足りないままになり、いつの間にか脱水症状になっている。この状態が「かくれ脱水」だ。“かくれ脱水”のままお風呂に浸かると「浴室熱中症」を引き起こすリスクがある。

 そこで、浴室熱中症にならないための対策を風呂の専門家であり、東京都市大学人間科学部の早坂信哉教授に聞いてみたところ、以下のように答えてくれた。

「入浴では500mlくらいの汗をかくといわれています。かくれ脱水のまま入浴すると、血液がドロドロになり、入浴で上昇した体内の熱を放出できないため熱中症を引き起こします。また血栓ができやすくなるため心筋梗塞、脳梗塞のリスクも高くなります。入浴前後に合わせて500〜600mlほどの水分を摂ることが大切です。様々な飲料の中でも特にミネラル入りのむぎ茶をオススメします」

 なぜミネラル入りむぎ茶がいいのか?

「ミネラル入りむぎ茶は、汗と一緒に失われた体に必要なミネラルが補給できることはもちろん、無糖で、カフェインを含まないため、どなたでも毎日健康的に飲むことができます。また、血流改善効果や血圧降下作用など健康効果も報告されているので、浴室熱中症や血栓対策飲料として推奨します」と同教授。

 入浴については「毎日湯船に浸かる人とそうでない人を比べると、毎日湯船に浸かる人は浸からない人に比べて要介護になるリスクが29%減という最新研究結果も出ていますので、入浴は健康寿命を延ばすことに貢献できています」と語った。

 その上で正しい入浴方法を実践すれば健康につながるという。健康入浴法の5つのチェックポイントを参考に健康に入浴しよう。

【健康入浴法5つのチェックポイント】 

【1=風呂の温度は40℃…自律神経を整える】40℃程度のぬるめの温度は副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスさせ、血圧が下がるなどの効果がある。

【2=入浴時間は10分…温熱効果による血流改善】風呂に浸かることで得られる温熱効果により、血液の流れが良くなり、新陳代謝が活発になることで老廃物が排出される。

【3=半身浴より全身浴…冷え&むくみの改善】全身浴の方が体が温まり、血流が良くなるなど、冷えの改善に効果的。湯量が多く深ければ、その分水圧が強くなることから、足のむくみの解消などにも大きな効果がある。

【4=入浴前後にミネラル入りむぎ茶を飲む…脱水対策&浴室熱中症対策】脱水症状や浴室熱中症を防ぐためには水分とミネラルを補給することが重要。ミネラル入りのむぎ茶は、水分とミネラルを効果的に補給できるほか、血流改善効果もあるため入浴時の水分補給にピッタリ。

【5=入浴は就寝1〜2時間前に…睡眠促進】人間は体温が下がっていくときに眠くなるので、就寝1〜2時間前に入浴することで、ちょうど寝る時間に体温が下がり睡眠が促進される。また、副交感神経が優位になることで脳の興奮を静めることで眠りにつきやすくなる。

【ヒートショック対策にも効果的】
 
 冬の入浴時は、寒い脱衣所と湯船の温度差が大きいことによる急激な血圧の変化が原因で、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす「ヒートショック」が多発する傾向がある。

 ヒートショック対策に詳しいノザキクリニック・野崎豊院長は「気温が低い冬は血管が収縮して末梢の血行が悪くなることで、血圧が高くなります。ヒートショックは、高血圧の方のリスクが高く、特に入浴時は血圧の急激な変化が起きる機会が多いので、注意が必要です」という。そこで同院長はミネラル入りむぎ茶を対策飲料として勧めている。

 ノザキクリニックなどが実施した共同研究では、ミネラル入りむぎ茶を飲むと血圧が低くなる「血圧降下作用」の傾向が認められた。この研究結果では、「収縮期血圧(最高血圧)」「拡張期血圧(最低血圧)」ともに降下したという。このことから、ミネラル入りむぎ茶を継続して飲用すると、血管が柔らかくなるということが考えられ、心臓の負担をかなり減少させていることが言えそうだ。
 
 その結果として血管が硬くなる動脈硬化のリスクをはじめ、心臓の様々なトラブルを減らす効果が期待出来るという。また血液通過時間が短縮する「血液さらさら効果」も認められた。

 以上から、血圧の乱高下で心臓に負担がかかり、心筋梗塞などを招くヒートショックの対策飲料としてミネラル入りむぎ茶は非常に効果的といえそうだ。

さらに野崎院長は入浴時のリスク回避について「入浴では500ml程度の汗をかいています。多くの汗をかいたときは、水分だけでなくミネラルを失うため、血液がドロドロになり、上昇した体内の熱を放出できないため浴室で熱中症を引き起こしてしまう危険もあります。入浴の前と後、水分とミネラルが補給できるミネラル入りむぎ茶を日常からこまめに飲むことがポイント(量はコップ1杯〜500mlを目安に)」とミネラル入りむぎ茶の“点滴飲み”の重要性を訴えている。