昨秋、ゲス不倫疑惑で世間を騒がせた山尾志桜里衆院議員(43)が、不倫相手とされた倉持麟太郎弁護士(35)の元妻から慰謝料請求される可能性が出てきた。

 22日発売の「週刊文春」が倉持弁護士の元妻Aさんの告白記事を掲載。「私は山尾さんのせいで、全てを失いました。家庭、愛する夫、かけがえのない息子、全部失ったのです」と訴えている。

 山尾氏は一連の疑惑について話すことを拒否。昨年10月の総選挙後には「公私のラインを引く」「(世間の)むき出しの好奇心には屈しない」と開き直り、11月には疑惑を逆手に取るように倉持氏を自らの政策顧問につけたが、それでコトは収まらない。

 Aさんは騒動の影響で倉持氏と昨年11月に離婚。長男の親権は同氏に渡った。同誌では、2人の“自宅不倫”の詳細や、倉持氏の変節ぶりが明かされ、Aさんは山尾氏に対して慰謝料請求の準備を進めているという。

 記事掲載を受けて本紙は山尾氏の秘書や選挙事務所に問い合わせたが不在だった。永田町関係者は「将来を有望視されていた山尾氏だが、一連の騒動で大きく株を下げた。彼女の支援者は働くママさんたちも多かったが、彼女は倉持氏を妻から略奪しているわけだからね。後援会の忠告も無視して暴走している。選挙区でも人が離れていっているようだ」と語る。

 ブチ切れているのは、倉持氏の元妻だけではない。もう一人の“被害者”である山尾氏の夫からも慰謝料請求の可能性があるという。

 前出の関係者は「夫婦関係は事実上破綻しており、昨年から離婚協議中といわれる。山尾氏に不倫疑惑が発覚した以上、夫は妻や倉持氏に慰謝料を求めてもおかしくはない。実際、夫も2人には怒り心頭のようです」という。

“ダブル慰謝料請求”なら、不倫疑惑が再燃することは必至。山尾氏を“引き取った”立憲民主党も、森友問題で攻勢を強めるなか、水を差されることを危惧し党内からは「離党を促すべき」との声も上がっているという。