「原発ゼロ法案」国会提出目指す小泉元首相が政府発言に注目

2018年03月08日 17時00分

脱原発団体への応援を続ける小泉元首相

 小泉純一郎元首相(76)が7日、東京・品川区の城南信用金庫本店で開催された第1回「脱原発大賞・自然エネルギー大賞」授賞式に出席した。全国の脱原発活動団体が小泉氏の元に集結した。

 同賞は昨年設立の「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」が、脱原発活動に精力的に取り組む団体に贈る賞。原自連の顧問を務める小泉氏は「原発に頼る世界より、自然エネルギーの世界の方が良い国になると確信を持っている」とあいさつした。

 脱原発部門で表彰されたのは「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」「反原発自治体議員・市民連盟」「再稼働阻止全国ネットワーク」など5団体。同プロジェクトの代表として登壇した女性は「石を投げつけられ、虫を送られてきましたが、本日は(金一封の)20万円をいただいて感激」と受賞の喜びを述べ「福島の恨みを柏崎・刈羽で…と思っています。内閣府の避難計画をぶち壊そうと思っています」と決意表明すると、大きな拍手が送られた。

 ほかに受賞した「首都圏反原発連合」について、原自連の河合弘之幹事長は「泣く子も黙る反原連です。国会前で粘り強く活動しています。反原発運動の象徴」と紹介。「とはいえ、だんだん数が減ってきたので、また多人数で活動できるように賞を与えました」とエールを送る。

 立憲民主党が野党と共同して国会提出を目指す「原発ゼロ法案」について、小泉氏は「原発ゼロ法案がすぐ実現するとは思っていない」としながらも「国会で取り上げられたときに、政府側がどんな発言をするか関心がある」と注目する。

 前出の河合氏は「団結している電事連(電気事業連合会)が相手。僕らも団結しよう。敵は電事連!」と出席者を鼓舞した。