森健知事 再選の切り札は「アニメ館」

2013年02月03日 11時00分

 千葉県の森田健作知事(63)が1月30日、同知事選(3月17日投開票)への出馬表明会見を行い「麻生さんが言っていたアニメ館は私がやる!」とブチ上げた。アニメ館構想は麻生太郎副総理(72)が発案し、予算もあって動き出したが、民主党政権下で蓮舫元行政刷新担当相(45)に「ムダ!」と仕分けられ、白紙となった。

 森田知事は会見で「昨年6月にドイツに行ったら、みんな芸妓や日本アニメのキャラクターのコスプレをしていた。日本にしかないものをやるというのも一つの考え」と本気でアニメ館の県内誘致に言及した。

 さらに本紙にも「韓国は1台40万円で車を売っていた時代から、ドラマで韓流ブームをつくり、観光やグッズ販売などで650億円の経済効果を上げている。ドイツでセーラームーンのコスプレをした若者を見ちゃうと、海外の目を日本に向かせるにはアニメしかない」と力説。

「アニメ館」は漫画好きで知られる麻生氏が日本のアニメや漫画、ゲームの情報発信基地「国立メディア芸術総合センター」として設立に動き、予算も計上されたが、2009年に設立の撤回を公約に掲げた民主党に政権交代したことで白紙となった。

 だが、12年には民主党議員らが「マンガ産業を考える会」を立ち上げ、アニメ産業が見直され、自民政権に戻ったことで機運も高まっている。

「麻生さんは先見の明があったけど早すぎた。首都圏の玄関・成田空港の周辺にアニメ館を誘致して、そこからディズニーランドに行って、房総の温泉に入って帰ってくる“ブーメラン観光”で盛り上げたい」(森田知事)と具体的なプランも明言。

 アクアラインの視察に来た麻生氏に「君は“青春クン”だからここを走れ」と言われ「アクアラインマラソン」を思いつき、昨年10月に実現させた森田知事。千葉が“アニメ県”となり大当たりするかも。