線香問題が立民幹部らに飛び火 “雲隠れ状態”山尾志桜里氏からの説明あるのか

2018年02月08日 07時00分

山尾志桜里氏

 茂木敏充経済再生担当相の秘書による選挙区有権者への線香配布問題が、昨年“不倫問題”で世間を騒がせた山尾志桜里衆院議員が所属する立憲民主党の幹部らに飛び火した。

 本紙既報通り、野党6党(立民、希望の党、民進党、共産党、自由党、社民党)は、合同で総務省担当者にヒアリングを行うなど、茂木氏の秘書による行為が公職選挙法の「氏名類推」に抵触するとして連日の国会で厳しく追及を続けている。

 立民では民進党政調会長時代(2016年)に自らが支部長を務めた政党支部から、選挙区内の有権者6人に線香など4万4875円の支出が発覚した山尾氏と同様、公選法に触れる“ブラック案件”が次々と噴出した。

 同党で幹事長の要職を務める福山哲郎氏は、自身が代表を務める政党支部(参院京都選挙区)が10年と11年に手ぬぐい代として7件、合計26万3665円を京都市内の業者に支出していたことを政治資金収支報告書に記載していた。

 さらに、衆院予算委員会で2度にわたり茂木氏に「ご自身で直接渡してないのか?」などの質問をぶつけた立民の逢坂誠二氏が、自身が代表を務めた「民主党北海道第8総支部」が11年、選挙区内(北海道8区)の花店に生花代として1万500円を支出したと記載。立民副代表の近藤昭一氏の収支報告書には「線香代」が記されていた。

 国会内で開いた定例会見(6日)で、福山氏は「10~11年は外務副大臣として海外に行くことが多かった。(手ぬぐいは)その時のおみやげとして使用した。公選法は選挙区内の寄付行為。寄付をしているわけではなく、問題ない。(逢坂、近藤両氏に関しては)調査を待っている」とした。

 山尾氏は7日に同党が国会内で開く「なぜ、解決しない? 待機児童解消に向けたミーティング」への参加が予定されている。政府関係者は「山尾氏は衆院本会議にも姿を見せず“雲隠れ状態”だ。公選法に触れる自身の線香問題については、公人として説明の義務がある」と話した。