「このハゲ~!」暴言だけじゃなかった豊田真由子離れの理由

2017年10月23日 16時40分

もみくちゃにされ事務所から引き揚げる豊田氏

 第48回衆院選は22日に投票、即日開票され、元秘書への暴言・暴行問題が付いて回る豊田真由子氏(43)は埼玉4区で2万1614票にとどまり、前回から約6万7000票も減らした。5候補の最下位で落選。新座市内の選挙事務所には約50人の報道陣が集まったが、埼玉県政記者クラブと、NHKのみが入室を認められ、他の報道陣は「狭い事務所でスペースがない」(秘書)との理由で屋外に追い出された。

 午後9時15分ごろ、グレーのスーツで現れた豊田氏は、報道陣にもみくちゃにされながら事務所内へ。入室者によると、10時47分に自民党新人の穂坂泰氏(43)の当確が出ると、「応援してくださった皆さま、支えてくれたスタッフ、ボランティアをはじめ、皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と泣き顔で敗北を宣言した。

 会見を終えて午後11時18分、秘書とボランティアに両脇を支えられながら事務所の外へ。外に閉め出された報道陣から再びもみくちゃに。「外で待っていたんだから話してください」「今後はどうするか」などと矢継ぎ早に声が飛んだが、無言でうつむいたまま。憔悴しきった顔で、なんとか軽自動車に乗り込んだ。

 6月、元秘書の男性に「この、ハゲ~!」「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか」などと罵詈雑言を浴びせ、暴行したと週刊誌に報じられ、自民党に離党届を提出し、約3か月の入院生活を送った。病室で過ごしている間も、選挙区では「街宣車が騒ぎながら近所を走っていた」(近隣住民)という。「駅でおわびしているようだが、まずは騒音迷惑を謝罪しに来るべき。あんな常識のない人を応援する支援者はいない」(同)と支持が離れた。

 一方、東大、米ハーバード大大学院卒、厚労省という超エリートの経歴を持つ豊田氏には熱烈ファンがいたのも事実。豊田氏を「先生」と呼び、ビラ配りなどをしたボランティアを名乗る人物らは、この日もマスク姿で警備に当たった。

「僕らは(豊田)先生のファンみたいなもの。僕たちは、皆さんの目にはどのように映っているのでしょうか…?」と30代男性はポツリと話した。