衆院選・新潟は野党統一候補全勝?それでも小池氏が喜べない理由

2017年10月20日 17時00分

次の応援演説に向かう安倍首相

 自民党優勢が伝えられる中、安倍晋三首相(63)と高市早苗元総務相(56=奈良2区)が19日、接戦が伝えられる奈良1区の小林茂樹氏(53)の応援に駆けつけた。

 安倍首相は雨の中、近鉄生駒駅前に駆けつけた聴衆の前で「2009年、私たちは政権を失った。でも、当時私たちは自由民主党という名前を変えようとは思わなかった。だって、名前が悪いんじゃない。私たち自身に責任がある。私たちは率直に反省し、政策を磨き上げて政権を奪回したんです」と、衆院選を前に分裂した民進党をやゆする発言も飛び出した。

 自民党の圧勝気配は揺るがず、自公で310議席超を獲得するという報道まである。唯一の泣きどころは、北海道や沖縄といった“非自民”が強い地域に加え、今回“保守王国”新潟で大苦戦していることだ。

 最新の情勢調査によれば、新潟の全6選挙区で自民敗北という最悪シナリオも浮上。理由は明確で、新潟では野党統一候補が実現し、自民党候補者との事実上の1対1に持ち込むことに成功した。

「新潟では昨年、原発再稼働が争点となった参院選と県知事選で野党が統一候補を擁立し、連勝した。今回の衆院選でもその勢いは続いている」(野党関係者)

 仮に自民全敗なら、野党は一矢報いたことになるが…。

「喜んでいられるのもつかの間。特に小池百合子さんはね。新潟で野党統一候補が全勝すれば、当然『他の地域でも統一候補を立てれば勝てたんじゃないか』という議論になる。『じゃあ誰がそれをぶっ壊したのか?』といえば、それは小池さん。政治家としてケジメをつけなきゃいけませんよ」(同)

 民進党の合流希望者からリベラル派を排除したことで、立憲民主党が新たに生まれ、野党は統一候補どころか票を食い合う結果となった。

 投票日当日、小池氏は公務でフランスのパリに。開票後のテレビ・ラジオ局取材には衛星中継で臨むようだが「出演時間は短いし、(小池サイドからの)注文も多いと聞いている。いろいろとエグられたくないのだろう」(テレビ関係者)。

 叩かれるのが嫌で、帰国しないかもしれない!?