小池・希望の党が衆院選の公約発表 打倒安倍政権へ「ユリノミクス」

2017年10月06日 12時00分

公約担当責任者の後藤祐一氏(左)とともに公約を発表した小池氏

 アベノミクスにはこのキャッチフレーズで対抗――。希望の党の小池百合子代表(65)は6日午前、東京都内のホテルで同党の衆院選公約を発表し、「他党がこれまで打ち出せなかったこと、タブーに挑戦するぐらい思い切った案を公約に盛り込んだ」と発言。経済政策では自身の名にちなんだ「ユリノミクス」という言葉を掲げた。

 2019年秋に予定される消費税率10%への引き上げ凍結、原発ゼロ、憲法改正論議の推進を「3本柱」とした小池氏。経済政策については「国民のみなさんの魂に突き刺さるキメの細かい」公約を並べたと言い、「アベノミクスに代わるものと申しましょうか、それに加えましてと言う方がいいかもしれませんが、ユリノミクスとも称しましょうか」と続けた。

 大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を掲げた「アベノミクス」が推進されてきたのは、第2次安倍政権が始まった2012年末から現在まで。前出の政策を「3本の矢」と称した安倍晋三首相(63)が打って出た今回の総選挙で、小池氏は「ユリノミクス」「3本柱」と安倍政権を意識したキャッチフレーズを並べた。

 かつて環境相を務めた小池氏は、自民党時代に逆風下の選挙戦で「風車のお百合」と称して世論の風向きを変えようと試み、自然エネルギー活用もアピールしたことがある。造語づくりは得意な同氏が、打倒安倍政権を期して臨む上でひねり出したのが前出の2ワードか。

 もっとも、3本柱のうち憲法改正論議は安倍政権と重なるところ。安全保障政策も真っ向対立するものではない。この日の会見に、テレビ出演した田崎史郎・時事通信特別解説委員は「根本的に自民党の公約と大きな違いはない」と論評した。