失職していた「民主くん」が改名して復活 枝野氏との共闘に期待の声

2017年10月04日 07時15分

民主くんは立憲民主くんに改名

 2日、都内で新党「立憲民主党」の結成会見を開いた民進党の枝野幸男元官房長官(53)は、政党名に込めた思いを「国民生活と近代国家の前提である立憲政治を守る」と説明した。

 小池都知事の希望の党は、12年前に総務省の「明るい選挙推進協会」が制作した短編映画(金子修介監督)でファシズム政党として登場する架空の「希望の党」を引き合いに出され、党名もやっていることも丸パクリだと話題だ。

 一方の枝野新党も2016年に、民主党から民進党へと政党名を変更した際、候補に挙がっていた政党名で、世論調査で「民進党」に敗れてボツった、いわば“お下がり”。加えて、ロシア革命当時の同国に実在したリベラル政党とも同名だ。

 枝野氏は「民主党、民進党の積み重ねの中で理念、政策の方向性が同じ仲間であれば、一緒に闘っていける」と希望からの出戻り組が出た場合には受け入れると明言。これを受けて、イチ早く立ち上がったのが民主党時代の公認ゆるキャラ「民主くん」だ。

 民主くんは09年に“公認”されて以来、党のマスコットとして活躍したが、16年3月の党改称にともなって公認を剥奪された。後任「ミンシン君」の登場で完全失業状態に。一度は廃棄処分が決定したが「かわいそう」という同情票を集めて、憲政記念館に寄贈されていた。

 民主くんは同日、さっそく「立憲民主くん」に改名。ツイッターで「引退していたのに突然出番がきたみたい」と久々の表舞台に浮足立っているのが伝わってくる。

「党本部に呼び出されちゃったよ?」「枝野さんの記者会見が始まったので、何がどうなってるのかよく確認します」とすっかり水を得た魚のようだ。

 民進党の“解党”で「民主主義が死んだ」と言われた折に枝野氏が新党を立ち上げたプロセスと、“一命”を取り留めて新たな役割を得た「民主くん」の姿が重なると、2人の“共闘”に期待を寄せる声が高まっている。