民進・前原代表で“魔の幹事長”は? 大抜てきされるアノ女性議員

2017年09月02日 17時00分

前原新代表(左)と山尾氏

 民進党の新代表に就任した前原誠司氏(55)は来週前半に開く衆参両院議員総会で「“魔の幹事長”を誰に決めるか?」と注目を集めている。

 前原氏は2005年に旧民主党の代表を務めて以来、今回が2度目の登板。離党者の続出を阻止し、低迷する党勢の立て直しが急務だ。1日、民進党代表選での勝利後、国会議員による投票で無効票が“8票”もあったことを受けて「厳しい船出だ」と話した。

 民進党は旧民主党時代から、幹事長人事の失敗で代表が求心力を失った苦い経験を持つ。昨年9月、圧倒的な支持を受け代表となった蓮舫氏(49)は、自身に近い野田佳彦元首相(60)を幹事長に起用したが、党内からは「なぜ若手を起用しなかった」と反発を受け、1年足らずで辞任に追い込まれた。

 民進党関係者は「旧民主党時代の代表選(2002年)でも鳩山由紀夫氏が3選した時、中野寛成氏を幹事長に起用し、党内の不満が爆発した。結局、鳩山氏は3か月後、補欠選挙に負けた責任を取る形で代表を辞任。前原氏にとっても幹事長人事は、最初の正念場だ」と語る。

 前原氏が党内融和を目指すなら、幹事長候補の“本命”は代表選で戦った枝野幸男氏(53)。ほかにも前原陣営の選対本部長を務めた中間派グループの「素交会」会長・大島敦元総務副大臣(60)や玄葉光一郎元外相(53)の名前が浮上している。

 さらには、政調会長を務め「保育園落ちた 日本死ね」問題を取り上げ、一躍話題を集めた山尾志桜里氏(43)が“大穴”候補として取りざたされている。

「幹事長は党のまとめ役。山尾氏は知名度がある。代表選の会場では前原氏の隣で来場者へのあいさつ役を務めた。山尾幹事長なら女性支持者に『民進党は新しく変わった』とアピールできる」(民進党女性議員)

 しかし、枝野氏を支援したグループからは「前原氏には適切な人事を期待したい。幹事長が山尾氏になった場合、党内に混乱が生じる。同じ野党の日本維新の会にガソリンプリペイドカード問題を取り上げられて絶対に叩かれる」との声も上がっている。