豊田議員の新たな政策秘書は青森町議 地元では「町に愛着ない」の悪評も

2017年08月10日 17時00分

「このハゲーー!」などの秘書への暴言・暴行問題で表舞台から消えたままの豊田真由子衆院議員(42=自民党に離党届を提出、埼玉4区)の新たな政策秘書に、青森県板柳町の松森俊逸町議(61)が就任していたことがわかった。だが、青森と選挙区、国会は遠く離れており、早くも松森氏の地元から問題視する声が上がっている。

 松森氏は9日に会見し、豊田氏の公設第1秘書を務める妻から頼まれたとして6月30日に就任していたことを明かし「町議との兼職は法的にも同義的にも問題ない」と主張した。現職町議が政策秘書を兼務。しかも青森から遠く離れた埼玉で「事務所の電話番をする」というから異例だ。

 衆院事務局によると、国費で給与が支払われる政策秘書の兼職は原則禁止だが、議員が許可して兼職届を提出すれば認められる。板柳町によると町議には兼職制限はない。

 ある同町議は「板柳町議一本で働いてるのは1人だけ。リンゴ農家など兼業している者がほとんど。町議の手取りは22万~23万円。交際費もかかるし、食べていけない」と、兼業自体には理解を示す。

 だが「町議と秘書の仕事それぞれで公金をもらっている。あっちもこっちも二股をかけてできるもんじゃねえよ。いつかはどちらか一つに絞らなきゃ」と事実上の“辞職勧告”を突きつけた。

 そのうえで「奥さんも息子さんも上京して、青森にいるのは体の不自由な高齢のお母さんだけ。自宅で施設のサービスを利用している。私は前に『母親がいるから青森にいるけど、母親がいなければ出て行こうと思ってる』と松森さんから聞いたことがある」と明かした。

 松森氏は、過去に国会議員秘書の経験があるが「町に愛着がないもん。9日に『時の人になったね』と声をかけたら、松森さんは『騒がせてごめんね~』って軽い感じで笑ってたよ。議長に先に話を通してなかったことも良くない」(別の町議)とも。

 町議らは15日にも協議会を開いて対応を話し合う予定だ。