都議会新議長に元民進・尾崎氏 圧勝した都民ファーストの“本当の中身”

2017年08月09日 17時30分

 都議選で小池百合子都知事(65)が率いた都民ファーストの会が圧勝後、初となる都議会臨時会が8日開かれ、議長に都民ファ都議団の団長を務める尾崎大介氏(43)が選出された。尾崎氏は3か月前までは民進党所属で、都議会の主導権は都民ファならぬ“民進党”が握っている。

 都民ファ旋風が吹き荒れた都議選後、都議会は127人中、女性議員が過去最多となる36人に増えた。小池氏は「議会の景色がすっかり変わった。生活者に近い、いろんな提案がなされることを期待する」と感嘆したが、都民ファの新人議員以外は、見慣れた顔が並んでいる。

 新たに議長となった尾崎氏は今年4月30日に民進党を離党し、都議選では都民ファの推薦を受け、当選後に追加公認となった“脱藩組”だ。

「都議選を前に民進党からでは当選できないと離党ドミノが起きた。尾崎氏は会派の幹事長で、止まらぬ離党の責任を取って、幹事長辞任を表明した矢先に本人までもが離党した。船長が逃げ出したもので、党内で大ひんしゅくを買ったが、それがいまや都議会の議長。“シンデレラボーイ”もいいところですよ」(都政関係者)

 ほかにも都民ファの役員は新たに都議団長に就任する石毛茂都議(64)、小山有彦幹事長代理(41)が民進党離党組。増子博樹幹事長(57)、伊藤悠政調会長代理(41)が元民主党都議で、元民進党系が元自民党系や、かがやけTOKYO組を抑え、要職を占めている。

「都民ファは(小池氏主宰の)希望の塾から新人を大挙擁立したが、結局、選挙や議員として即戦力で計算できたのは、民進党組だったということ。単なる看板のすげ替えと批判されても仕方がない」(同)

 永田町のトレンドを先取りするともいわれる都議会。小池氏と距離の近い若狭勝衆院議員(60)や細野豪志衆院議員(45)が次々と新党設立宣言するなど慌ただしいが、沈没間近の民進党議員の駆け込み寺とならないことを祈るばかりだが…。