日の丸オスプレイが空を飛ぶ?

2013年01月11日 11時00分

 政府・自民党は7日、民主党政権が2010年に策定した長期的な防衛力整備の指針「防衛計画大綱」と、15年度までの自衛隊の人員と装備を明示した中期防衛力整備計画(中期防)を凍結し、これに代わる暫定的な整備方針を近く閣議決定することを決めた。

 また、米軍が沖縄に配備した垂直離着陸機MV22オスプレイついては、自衛隊への導入を検討する調査研究費として800万円を盛り込む方向となった。反対運動必至の状況だが、なぜオスプレイが必要なのだろうか?

 ある軍事ジャーナリストは「明らかに尖閣諸島防衛などのゲリラ・コマンド対策として導入が急がれているのでしょう。尖閣諸島は飛行場が造れるような大きな島ではありませんが、高速で飛行できてヘリコプターのように狭い地形でも離着陸ができるオスプレイであれば、自衛隊員を短時間で送り込むことができます」と説明する。しかし、危険はないのか。

「一部のメディアや反対運動の活動家からはまるで“欠陥機”のように言われていますが、感情的すぎると思います。他の機体に比べて特に危険だというデータはありません。それどころか米海兵隊は、大統領専用機としてオスプレイ採用を検討してます」(同ジャーナリスト)

 つまりオスプレイは大統領を乗せられるくらい安全な飛行機ということのようだ。

 だとすると自衛隊が運用する“日の丸オスプレイ”が日本の空を飛ぶ日は、案外と近いのかもしれない。

 在日米軍基地の負担が過度に集中している沖縄県民たちの怒りと憤りには十分な配慮をすることが必要だが、一方でまた尖閣諸島の防衛も沖縄にとって大事な問題である。安倍首相には、“欠陥機”という誤解を解くためにも、日本の首相専用機としてオスプレイを採用するという選択肢もあるかと思うのだが…。