都議選快勝も小池都知事に思わぬ逆風 史上初の“女性議長”で挽回できるか

2017年07月08日 17時00分

 小池百合子都知事(64)が7日、快勝した都議選後、初となる定例記者会見に臨んだが、思わぬ逆風にさらされた。都民ファーストの会の代表辞任や後任に野田数特別秘書(43)の起用をめぐり、集中砲火を浴びた。

 この日は上野動物園で生まれたパンダの名前公募やピコ太郎とのLED普及キャンペーンなど明るい話題で切り出した小池氏だが、報道陣からは「都民ファーストの新人は本部を通さないと取材に応じない。自由に発言できないのは不健全では?」「秘書が代表では懸念が残る」など、情報公開をうたいながらもブラックボックス化している実態を問いただされた。

 代表辞任の理由を二元代表制への懸念と説明した小池氏だが「ひと言で言えばやり過ぎは良くないということ」と開き直りとも取れる場面もあった。形勢不利となった小池氏だが、挽回の機会となるのが、8月に予定される議会の議長選出人事だ。

 都政関係者は「都民ファはほとんどが新人で元職も2期が最多。公明党と選挙協力のバーターで議長を譲るのではないかとの観測もあるが、第1党から出すのが慣例」と指摘する。

 都民ファの推薦を受けて、当選し、追加公認された無所属組の5人はベテランが多い。中でも渋谷区選出の大津ひろ子氏(57)は過去都議を4期務め、議長の最有力候補とみられる。

「大津氏はもともと民主党でしたが、前回の選挙で公認されずに無所属となった。都議会では一人会派を結成し、根性も据わってて、小池氏との関係も良好。女性議長となれば史上初で“古い議会との決別”“女性の活躍”を掲げる小池都政の目玉になる」(前出同)

 ただ大津氏の選出には、民進党出身者のグループや連立を組む公明党の反発も予想され、一筋縄ではいかないとも。都民ファ内でどう意思決定されるかの“透明化”が示されなければ、さらなる批判を招きかねない。