事実上の新党結成も 小池都知事が迫られる究極の選択

2017年01月25日 17時00分

児童に絵本を読み聞かせる小池氏

 小池百合子東京都知事(64)が究極の選択を迫られている。

 小池氏は24日、都立多摩図書館の移転開館記念式典に出席。館内で女性職員が子供たちに絵本を読み聞かせているところを視察した。職員が読んでいたのは、絵本「ねえ、どれがいい?」。内容は、とんでもない選択肢を挙げて、子供に選ばせるというもの。

 職員と子供らの珍妙なやりとりに小池氏はビックリ。「ヘビに巻かれるのと、魚にのまれるのと、ワニに食べられるのと、サイの下敷きになるのと、どれがいい?」との選択に笑いだした。

 小池氏は「みんな、こんにちは。何年生? 2年生か。ヘビに巻かれるのと、サイの下敷きになるのと、どっちがいい? え~やだ、ヘビ怖い」と話しながら、絵本の続きを読みだした。「お父さんが学校で踊るのと、お母さんが喫茶店で怒鳴るのと、ねえ、どっちがいい? お父さんが踊るのがいいんだ…。そもそも、これは何の本なの?」

 読み聞かせ後、小池氏は記者団に「子供がいろんな想像をして、どちらかを選ぶ。究極の選択なんですが、楽しくできるのがいい」と総括した。

 もっとも、選択を迫られているのは、子供たちではなく小池氏だ。事実上の小池新党になる地域政党「都民ファーストの会」が設立されたばかり。小池氏は同会の役職には就いていないが、いずれはという期待感が所属都議らにはある。とはいえ小池氏は、いまだ自民党に所属したままだ。

 小池氏は自民党に進退伺を出しており、判断を待つ立場を強調している。

「都議選までに小池氏は整理する腹積もりです。そうじゃないと有権者にも分かりにくい。自民党は曖昧にしたいのかもしれませんが、自ら決断する」(小池氏に近い都議会関係者)

 これまで、小池氏は自ら党を抜けることはなかったが、都議選で有利になるためには、けじめをつける必要がありそうだ。