今度は政治資金パーティー疑惑…鶴保大臣「土人発言擁護」の背景

2016年11月22日 17時00分

 鶴保庸介沖縄・北方担当相(49)の資金管理団体「鶴翔会」が2013年に開いた政治資金パーティーで、山梨県のNPO副代表を務める男性が、法令の上限を超える200万円分のパーティー券を知人名義などで購入していた可能性が浮上。鶴保氏は21日までに全額返金した。

 政治資金規正法ではパーティー券を購入した本人以外の名義を認めていない。また、上限は150万円となっている。今回のケースではどちらも満たしていない。

 鶴保氏は「知らなかった」と釈明しているが、本件に限らずトラブル続きだ。自民党関係者は「大臣就任直後に週刊誌で女性問題を書かれた。ひどい別れ方をしたとかで、政治的資質ではなく人としてどうなのかと思われてしまう内容でした」と振り返る。

 また、沖縄の米軍ヘリパッド建設現場付近で抗議活動をする人に土人発言をした大阪府警の機動隊員について、鶴保氏は「差別とは断定できない」と擁護したことも、国会で問題視されている。

 政府関係者は「沖縄担当相として感想を聞かれただけなのだから、『良くない発言だ』と言っておけばそれで済んだ。自分でした発言でもないのに、どうして意地になって擁護し続けるのか意図が分からない」と頭を抱える。鶴保氏の擁護によって政権運営に支障が出かねないのだから、周りは迷惑している。

 擁護の背景に別のトラブルがあるとみる関係者もいる。「今年、鶴保氏はスピードの出し過ぎで警察のお世話になったことが表沙汰になりました。実はこれ、大阪府警なんですよ。鶴保氏が擁護しているのは大阪府警の機動隊員。『フォローするから勘弁してよ』というメッセージかもしれません」と永田町関係者。

 一つひとつのケースでは致命傷にならなくても、まとまれば大ダメージ。いつまで大臣のイスに座っていられるのか。