橋下氏小池塾に 自民警戒「維新政権プラン」

2016年11月03日 14時00分

「小池塾」に講師として登場する橋下氏

 旧維新の党で共同代表を務めた橋下徹前大阪市長(47)が、小池百合子東京都知事(64)が立ち上げた政治塾「希望の塾」に講師として登場することが永田町で物議を醸している。日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事(52)が2日の記者会見で明らかにした。やはり、小池氏は維新と連携するのか。

 

 政界を引退している橋下氏は乗り気ではなかったが、松井氏が「小池氏に本気で改革してもらいたい。講演はプラスになる」と説得。「大阪の改革を小池塾にぶつけてやろう」と前向きになったという。

 

 両者の連携はこれまでも取りざたされてきた。しかし維新としては、小池氏が自民党を離党していないことから、一定の距離を保ってきた。

 

 維新関係者は「都知事選のときも小池氏を応援したいという意見が党内から出ていたが、なんとか抑えた。当時は応援しても結局、自民党のメリットになりましたという結果にもなりかねなかったから」と明かす。小池氏と協力関係になれば、維新の東京進出に弾みがつく。そう考える関係者が多かったわけだ。

 

 都知事選で対立した小池氏と自民党の関係は今なお微妙なまま。維新も連携のスキをうかがっている。

 

 自民党の危機感は半端でない。大阪の自民党関係者は「維新は小池氏を党代表に迎える気があるとの情報が流れています。都知事の後には国政復帰してもらい、小池旋風の勢いのまま小池首相と維新政権を誕生させる。実現するかはともかく、維新にはそれくらいの野望があるというのです」と警戒している。小池氏にとっても維新と組むことは一から政党を作る手間を省くことにつながる。

 

 小池氏は橋下氏がブレーンとしていた上山信一慶大教授を重用している。知恵を出す人が同じである以上、2人の改革の方向性は似るはず。橋下氏は来月10日に講義する予定。あとは2人のフィーリング次第だ。