“政局オンチ”野田聖子氏は小池ブームに便乗できるか

2016年10月22日 09時00分

小池氏(左)と野田氏(右)は固く握手した

 小池百合子東京都知事(64)と野田聖子衆院議員(56)が20日、衆院東京10区補選(23日投開票)で自民党の若狭勝氏(59)の応援に2人揃って登場。お互いに仲の良さをアピールした。2人の合体はただの選挙応援とはみられていない。野田氏にとってはポスト安倍に弾みをつけることになるからだ。

 小池氏は都知事選の最中も野田氏からアドバイスを受けていたと明かした。野田氏も「去年の秋、国会には閉塞感があった。意見が言いづらくなっていたから、ある動きをしたら、動いただけで終わってしまった。その動きには小池さんもいた」と、不出馬に終わった自民党総裁選でも連携していたと話した。

 小池氏を支援した地元区議は「都知事選だけではなく、それ以前から2人が連絡を取り合っていたのは知っています。野田氏が首相を目指すなら小池氏も応援をするはずです」と言う。

 小池ブームに乗っかるのは野田氏にとって得だ。永田町関係者は「野田氏は本人も自覚していますが、政局オンチなんです。郵政民営化のときも反対したけど、郵政解散後に賛成に転じる不格好なことをした。小池氏との連携はチャンスになります」と指摘した。小池氏には政局カンがある。

 もちろん困難は多い。「今年初めに野田氏は安倍晋三首相ら同期で食事をした際に、『私のこと嫌い?』と首相に詰め寄っています。『嫌いじゃない』と言われて、『じゃあ安倍野田連合で石破(茂)をやっつけよう』なんて返事したそうです」(自民党関係者)

 にもかかわらず都知事選以降、野田氏は小池氏との仲をアピールしており、「安倍首相は不審がっている」(前同)。党内では「小池氏の方が首相のイスに近い」と話す人もおり、女性リーダーの流れに野田氏が乗れるかは不透明だ。