都議会中は“居眠り”沈黙の内田氏 ドンの反撃は豊洲特別委員会か

2016年10月15日 09時00分

都議会閉会後、報道陣に対応する小池氏

 小池百合子東京都知事(64)が就任して初めての都議会が、13日に閉会した。小池氏と都議会自民党との対決が注目されたが、結局は肩透かしに終わった。“都議会のドン”内田茂都議(77)も本会議では居眠りをするなど沈黙。しかし、反転攻勢のチャンスを着々と狙っていた。

 閉会後、小池氏は「ご提案させていただいた議案、条例もすべて賛成していただいたということで、ホッとしています」と勝利宣言した。懸案の知事給与半減もあっさり決まり、波乱は起きなかった。小池氏の閉会あいさつ回りで都議会自民党は約30人の都議が対応した。知事就任のあいさつではたった2人だったことを思えば、180度変わったといえる。

「天敵だった川井重勇議長も小池氏と話すようになった。ほぼ雪解けです」(都政関係者)

 しかし、ドンはこのままでは終わらないようだ。この日、閉会中でも豊洲問題について議論するため「豊洲市場移転問題特別委員会」の設置が決まった。委員長になったのは山崎一輝都議(43)。山崎氏によると、日程は決まっておらず、いつまでに議論を終えるかも未定だという。すでにある「経済・港湾委員会」でも豊洲を扱うが、役割分担も決まっていない。

 この特別委員会に意味はあるのか。関係者は「山崎氏は山崎孝明江東区長の息子です。山崎区長は内田氏の側近だった。今は息子の山崎氏が内田氏のかばん持ちみたいなことをやっている。つまり特別委員会はドンの息がかかっている。ドンの指示が裏から行くのでしょう」と指摘した。小池氏は移転中止を視野に入れているともささやかれている一方、都議会自民党はあくまで移転すべしという立場。小池氏の判断いかんでは、特別委員会で抵抗をするという算段がありそうだ。