世論と官邸が味方の小池旋風…森組織委会長の抵抗どこまで

2016年10月08日 15時00分

にこやかな表情を見せた小池都知事(左)と森氏だが…

 東京五輪組織委員会の森喜朗会長(79)と小池百合子東京都知事(64)が7日、東京・日本橋で開催された「幕開き 日本橋~東京2020文化オリンピアードキックオフ~」に出席した。冷戦状態が続く2人は今後、どうなるのか。

 

 東京五輪をめぐっては都の調査チームが「開催総費用が3兆円を超える可能性がある」と指摘。特に総事業費が高額のボート・カヌー会場(491億円)、水泳会場(683億円)、バレーボール会場(404億円)の3施設の移転も含めた見直しを提案した。

 

 小池氏が「コストチェックのラストチャンス」と意気込む一方、膨れ上がる五輪予算の“戦犯”である森氏は「IOCの理事会や総会で全部決まっているのをひっくり返すのは極めて難しい」と難色を示していた。

 

 この日の式典冒頭、あいさつに立った小池氏は「オリパラはスポーツの祭典ではあるが文化の祭典でもある。2020年に向けて140の文化事業を用意し、東京の文化の魅力を世界に発信したい」と話すと、森氏も「東京都は140の文化事業を考えておられるとのこと。組織委としては応援したい」と意外にも同調するシーンがあった。

 

 テープカットセレモニーで隣り合った2人の間には、目に見えない緊張も走っていたが、森氏から小池氏に話しかけるなど“ご機嫌取り”の様子も見られた。

 

 それも無理はない。小池氏は6日に自民党の二階俊博幹事長(77)、下村博文都連会長(62)と会談し、東京10区補選(11日告示、23日投開票)で若狭勝氏(59)への支援態勢を確認したからだ。

 

「小池氏と安倍首相が揃って応援に入るプランもあり、小池氏は完全に官邸を味方につけた。一方、森氏は後ろ盾となっていた安倍首相から徐々に距離を置かれている。強気な姿勢は崩していないが、内心はいつ突き放されるかで、気が気でないでしょう」(自民党関係者)

 

 世論を味方につけた小池旋風を森氏がかわし続けるのはもはや限界に近い。森氏が小池氏に陥落する日は近い!?