野田首相「安倍さん、ストロングスタイルでやりましょう」

2012年12月06日 16時00分

「安倍さん、ストロングスタイルでやりましょう」…野田佳彦首相(55)が2日、都内でスポーツ紙合同インタビューに応じ、大好きなプロレス談議に花を咲かせ、ご満悦。安倍晋三総裁(58)に対して、「バックドロップの後、逆エビ固めで泡を吹かせたい」と宣言した。一方、民主党内は「輿石東幹事長は何をやってるのか」と幹事長不在を嘆いている。

 

 普段の“お堅い”討論とは違う、柔らかい質問に野田首相の舌も滑らかだった。解散後は国会中の答弁とは打って変わり、攻撃的になったと指摘されると、ボクシングを例えに話し出した。

 

「国会答弁はディフェンスです。プロレスというより、ボクシングのキンシャサの奇跡。ジョージ・フォアマンね。ジョー・フレージャーとかケン・ノートンとかをなぎ倒して、(モハメド)アリと戦うんです。アリはずっとボコボコでしたが、最後は相手が疲れたところを反撃してKOする。選挙中はアリの最後の攻撃だと思っている。選挙中はオフェンスです」

 

 キンシャサの奇跡とは1974年10月にコンゴ民主共和国(旧ザイール共和国)の首都キンシャサで行われた、フォアマンVSアリの世界統一ヘビー級王座の一戦。野田首相の語るとおり、下馬評を覆し、アリが作戦勝ちした。

 

 さらに混迷する政局をプロレスに例えた。「プロレスでいうと、安倍さんとストロングスタイルの力勝負を一騎打ちでしたい」と熱望。話は“決め技”にも及んだ。

 

「ジャンボ鶴田が好きですから、安倍さんの技をいっぱい受けて、最後は伝家の宝刀のバックドロップで決めに入る。単なる体固めでは面白くありませんから、逆エビ固めで泡を吹かせてタップさせる」と容赦はしない。

 

 民自の一騎打ちの邪魔をするなら第三極も相手する。

 

「日本維新の会は石原(慎太郎)さんですから、暴走老人とはいえお年寄り。荒技は気の毒なので、スリーパーホールドで静かに眠ってもらおうかと。日本未来の党の嘉田由紀子さんは女性なんで格闘技で例えるのはどうかな。でもあの人はリングに上がらないんですよ。周りの魔界倶楽部が勝負でしょうね。全部、ラリアートでなぎ倒したい。小沢一郎さん? 小沢さんは魔界倶楽部系でしょ(笑い)」

 

 魔界倶楽部とは2002年から新日本プロレスで活躍したヒール軍団。故星野勘太郎総裁の「ビッシビシ行くぞ!」は一世を風靡した。確かに星野さんが大量の覆面レスラーを従えての老練なヒールぶりは、小沢氏に重なる。

 

 ちなみに比例区との重複立候補についての質問はスルーしたものの、それ以外は冗舌。親しみやすい話題でアピールするという目的は果たせそうだ。

 

 こうしたメディア露出で存在感を増す野田首相の一方で、輿石幹事長(76)の不在が目立つ。2010年の参院選前に合同インタビューに応じたのは幹事長の枝野幸男氏(48)だったのだが。

 

「野田首相が代表に就任した際、輿石氏を幹事長にしたのはサプライズでした。ところが期待した効果はなかった。小沢氏とのパイプ役のはずが、あっさり離党されるし、参院のドンのはずが、参院からも離党者が出た。テレビ映りがいいわけでもないので、オファーも少ない」(民主党関係者)

 

 輿石氏はこの日、地元山梨で活動となっていた。やる気マンマンの野田首相だが、セコンドには期待できない。


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