宇都宮氏が都への要望書 手渡し希望 今後の動向左右する小池知事の動向

2016年08月27日 09時30分

小池氏(中央)は川井議長のあいさつ中に遠い目をした

 小池百合子東京都知事(64)が25日、都内で「NO LIMITS SPECIAL 大江戸ステーションスタジアム オープニングセレモニー」「みんなのTokyo 2020 4 Years to Go!!」と続けてパラリンピック関連のイベントに出席した。

 小池氏は東京五輪・パラリンピックのエンブレムを意識したかのような柄の服でアピール。

「パラリンピックは観客を満員にすることが目標です。今から関心を持ってほしいということでイベントを開きました」と意気込みを語った。

「みんなの――」のイベントでは“都議会のドン”に近い川井重勇都議会議長(68)も同席。あいさつを終えた小池氏が川井氏らほかの出席者に頭を下げると、川井氏だけがシカト。都知事就任のあいさつのとき、川井氏は記念撮影を断っていたが、徹底している。

 今後の都政運営に波乱を予感させる小池氏だが、決断を迫られる事柄がある。この夕方、都庁前で元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)がマイクを握って、小池都政への要望を訴えていた。宇都宮氏は都知事選への出馬を模索するも、鳥越俊太郎氏(76)に譲る形で出馬を断念していた。

「都知事選は撤退したが、都政を変える運動からは撤退しません」と言う。

 現在、宇都宮氏は小池氏に対して、要望書を提出することを考えている。都と日程調整中だという。宇都宮氏は「要望書を手渡して、趣旨を説明したい。都民ファーストというので都民のための政策をするなら応援するし、反対のことをやるなら批判することになる」と是々非々で臨むと話した。

 自民党と距離のある宇都宮氏と会えば、都議会自民党との溝は深まるばかり。かといって会わなかったら、応援してくれるかもしれない人たちを切り捨てることになる。

 小池氏にとっては悩みどころだ。