昭恵夫人が沖縄ヘリパッド現場訪問 物議醸す行動を政府関係者はどう思う?

2016年08月11日 08時00分

 東京都知事選やリオ五輪の話題に隠れがちだが、沖縄でひと騒動起きている。沖縄県北部にある高江で米軍のヘリパッド(ヘリコプター発着帯)の建設工事をめぐって、反対派住民と機動隊の間で緊張が高まっている。そんな現場を6日に安倍昭恵首相夫人(54)が訪れ、物議を醸した。昭恵夫人は、7日にフェイスブックで「沖縄の高江に行ってきた」と報告。参院選に野党側から出馬した三宅洋平氏(38)と一緒に行ったといい「でも何が起きているのか、自分の目で確かめたい。そんな思いで高江に行った」とし「批判は覚悟の上。対立、分離した世の中を愛と調和の世界にしていくための私なりの第一歩」とも主張している。

 本人も指摘するようにネット上では批判の嵐が吹きまくっている。

「ガス抜きだ」「反対派を分断する工作じゃないか」などなど、昭恵夫人の真意がどこにあるのか、いぶかる声が多い。

 ヘリパッドの建設は政府が進めていることだ。政府関係者にとって昭恵夫人の行動は頭が痛くならないのか。政府関係者は「以前から昭恵夫人の言動に注意は払っていません。というのも、彼女の言動が安倍首相に影響して国の政策が変わるなんてことはありえないので」とまったく気にしていないという。ただ、昭恵夫人の思いは本物のようだ。別の政府関係者は「原発に反対だとか、東北地方の防潮堤計画に反対だとか、どれも本気で話していると思いますよ。ただ、昭恵夫人は自分の立場を自覚しているので、一線は越えないでしょう」と話した。

 最近では「アベ政治を許さない」のプラカードを持った人と写真を撮ったり、三宅氏と会談するなどして話題にもなった。しかし、参院選では沖縄選挙区から出馬した自民党候補の応援演説もしていた。本気だが一線は越えないバランス感覚はいつまで続くか。