【都知事選】鳥越氏“新潮砲”被弾でピリピリ 小池側リーク説も

2016年07月28日 17時00分

2週連続で週刊誌のスキャンダル報道に見舞われた鳥越氏

 東京都知事選(31日投開票)も大詰めを迎え、激しい“空中戦”の様相を呈している。野党統一候補のジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(76)は、28日発売の「週刊新潮」で再び女性スキャンダルが報じられることが分かり、先に報じた「週刊文春」同様、鳥越サイドは怒りの刑事告訴を宣言。だが、内心は劣勢の選挙戦に焦りとイライラを募らせている。自民党都連などが推薦する増田寛也氏(64)は後見人である「都議会のドン」に醜聞が報じられて“もらい事故”。都連は巻き返しイメージを演出しようと必死だが…。

 有力候補2人に“文春砲”と“新潮砲”が炸裂した。

 鳥越氏には先週、週刊文春で報じられた女子大生への“淫行”疑惑が、今度は週刊新潮で報じられた。これは2002年夏に、鳥越氏が当時大学2年だった女性を自身の別荘に招き、そこでキスを強要したというもの。新潮は当時の取材メモを振り返り、この件を文春以上に掘り下げている。

 再びの“淫行爆弾”に鳥越氏は激怒。発売に先立つ27日、新宿での個人演説会後にマスコミの取材に応じ、自らこの件に言及し「十数年前に新潮が取材に来て、私は虚偽であると否定した。書こうとして書けなかった話を蒸し返している」と強調し、文春同様、28日にも弁護団を通じて新潮社に対し、公職選挙法違反(選挙妨害)と名誉毀損の疑いで東京地検に告訴状を提出することを宣言した。

 一方で「この話はこれで終わり」と早々に打ち切るなど、ピリピリした面も見せた。鳥越氏に近い関係者によると「先週の段階で週刊誌が新たに別ネタを入れてくるという情報が流れ、焦った党幹部が親しい記者に電話し、中身も見ていないのに『なんか出るかもしれないが、全部ガセ』と火消しに走っていた。その際、ちゃっかり『どうもリークしているのは小池百合子陣営らしい』と付け加えていた」という。

 選挙戦でも苦戦が続く。告示日時点では最有力候補と目されていたが、スキャンダルの影響なのか、支持率は急降下。頼みの綱は泣く泣く都知事選出馬を断念した日弁連元会長の宇都宮健児氏(69)の応援演説だが…。

「宇都宮さんには固定ファンがおり、鳥越氏の演説に弁士として駆けつければ、士気は大いに上がるでしょう。ただ、宇都宮さんは自身の政策を『取り入れる』と約束した鳥越氏が、それを履行していないと判断している。相当おかんむりで、民進党員の応援オファーにもなかなか首を縦に振らないようだ」(同)

 一方、自民党都連の推薦を受ける増田氏にも災難が降りかかった。28日発売の文春で、同氏を担いだ「都議会のドン」こと自民党都連幹事長・内田茂都議(77)の醜聞が報じられることが分かったのだ。同氏が役員を務める企業に都発注の工事が不可解受注されていた疑惑が浮上しているという。

 都連は朝から大騒ぎで、マスコミには「文春の記事を見せてくれ」という電話が殺到。増田氏の醜聞でもないのに、ここまで慌てるのはなぜか?

「小池氏がそれまでタブーだった内田氏の名前を出し『都議会を牛耳る黒幕』というイメージを定着させたことが大きい。増田氏が内田氏に担がれたにすぎないことは世間の人も分かっている。つまり内田氏へのダメージはイコール、増田氏のダメージなのです」とは永田町関係者。週刊誌では内田氏ら“黒幕”を叩く記事が最も売れるという。

 このタイミングの“もらい事故”は増田氏にとって痛手に違いない。