【都知事選】増田氏が負けても石原都連会長「留任濃厚」の理由

2016年07月23日 11時00分

 東京都知事選(31日投開票)に自民党、公明党から推薦を受けている増田寛也元総務相(64)は21日、足立区や葛飾区などを細かく回った。鳥越俊太郎氏(76)や小池百合子氏(64)はマスコミによくも悪くも取り上げられ、派手な選挙戦となっているが、増田氏は地味~な印象がある。

 足立区内の認証保育所を見学した増田氏は、子供に向かって「僕の名前知ってる? マスダヒロヤ。覚えてね」とアピール。続いて保育士とは「土曜日も開いているのは利用する人にとっていいですね」と話し合い、現状把握に努めた。ヤンチャな子供にお尻を叩かれたが「叱咤激励と思います」とジョークを飛ばした。

 演説ではスキャンダルに見舞われた鳥越氏には言及せず「都議会との関係は重要。いきなり冒頭解散なんて混乱してたら仕事にならない」と暗に小池氏を批判。増田陣営のターゲットは小池氏なわけだ。

 自民党東京都連は小池氏の出馬を止められず、増田氏との保守分裂を許してしまった。推薦した舛添要一前都知事(67)のゴタゴタもあり、都連の責任を問う声は大きい。中でも都連の石原伸晃会長(59)に対する風当たりが強まっている。

「石原会長の調整能力が不足しているということだ。責任を取ることになるだろう」(自民党関係者)

 小池氏に得票で負けようものなら辞任は必至…と思いきや、そうとも限らない。都政関係者は、都連の内田茂幹事長(77)と石原氏の関係を根拠にこうみている。

「石原会長はこのまま続投してしまうのではないかという見方も消えません。というのも、都連は内田幹事長を中心にまとまっている組織です。会長は“みこし”としていてくれればいい。その点で内田氏からすると石原氏は都合がよかった。意に反することはしないので」と指摘した。一部の国会議員が会長職に意欲があるともいうが、内田氏の石原評は高い。都知事選の行方にかかわらず、石原氏は安泰なのか。