【都知事選】自民が怯える「民進・長島氏は蓮舫氏のダミー」説

2016年07月06日 16時30分

蓮舫氏の動向に注目だ

 政治の世界は「一寸先は闇」とは言うが、まさか!?“真夏の陣”東京都知事選挙(14日告示、31日投開票)で、与野党間の候補者を巡る駆け引き、攻防が激しくなっている。自民、民進両党とも、告示を1週間後に控えながら、有力な候補者を一本化できない異常事態。こんな状況を招いた裏には、民進党代表代行の蓮舫氏(48)が参院選と都知事選の「ダブル出馬」をもくろんでいる可能性があるからというが、一体どういうことなのか?

 自民党東京都連の石原伸晃会長(59)は5日、“小池の乱”で渦中の小池百合子元防衛相(63)と党本部で会談。小池氏から都連の推薦を受けて都知事選に立候補したい旨を伝えられたが「参院選後になる」と冷たく対応した。

 会談終了後、小池氏は「石原会長からは、参院選が終わってから(推薦の)結論を出すと言われた。私は『参院選後に(出馬するか否かを)決めるのは時間的に難しい』と言いました」と強調。都知事選に無所属で立候補した場合、自民党の離党については「ありません」とキッパリ否定した。

 都連は岩手県知事や総務相を務めた増田寛也氏(64)を都知事候補に推している。分裂選挙を避けるため、告示前に出馬を取りやめることはあるのか? 小池氏は少し表情を曇らせて「出馬の意思は、全く変わっていません」と話した。

 一方、民進党の都連幹部も同日、党本部で会合を開き、同党都議団が出馬を要請している長島昭久衆院議員(54)を軸に候補者選びを進めることを決めた。

 民進党内には増田氏の擁立に前向きな意見もあるが、松原仁都連会長(59)は「明らかに自民党の候補のイメージになってきている」と指摘し、自民党との相乗りは難しいとの認識を示した。与野党ともに、これほど候補者選びが難航するのは、過去に例がない。

 参院選後、自民党が公明党とともに増田氏で一本化して推薦を決めた場合、小池氏が無所属で出馬する公算は大きい。そうなれば“保守分裂選挙”という最悪の事態に陥る。

 ある民進党関係者は、こう明かす。

「実は、候補者として名前が挙がった長島さんは都知事選挙の出馬に前向きではありません。長島さんは蓮舫さんのダミーだという説があるんです」

 蓮舫氏は、前都知事の舛添要一氏(67)の辞職後、民進党からの立候補が取りざたされたが、最終的に参院選への出馬を決めた。

「民進党内では蓮舫さんが参院選の東京選挙区で他の候補者に大差をつけてトップ当選した場合、『都知事選に電撃鞍替え出馬がある!』という声が出ている。自民党は、組織のルールを破って勝手に出馬宣言した小池さんを推薦したくないのが本音でしょう。しかし、蓮舫さんが出るとなると、知名度的に増田さんでの一本化にも踏み切れない状態です。蓮舫さんが出るなら、自民党は小池さんに絞るのではないか」(同)

 自民党が小池氏、増田氏の公認を先送りした背景には、知名度では先を越されている蓮舫氏の存在があるのかもしれない。