「おおさか維新」から出馬の渡辺喜美氏 大減量とヨッシー節で再起なるか

2016年07月02日 08時00分

腹回りがスッキリした渡辺氏

 元みんなの党代表の渡辺喜美氏(64)が、参院選(10日投開票)に比例代表で「おおさか維新」から出馬している。2014年の衆院選落選後、表舞台から消えていたが、再起をかけて“ヨッシー節”は健在だ。

「私は“三枚目の男”ですが、投票用紙の2枚目(比例代表)には“渡辺喜美”とお書きください」と軽妙なトークで聴衆に語りかけているのは、かつて第三極ブームの仕掛け人だった渡辺氏。

 みんなの党は最盛期に衆参合わせて36人もの議員を有したが、14年にDHC会長からの8億円借り入れ問題(不起訴)で渡辺氏が代表辞任して以降、分裂。同年に解党し、渡辺氏も衆院選で落選の憂き目に遭った。

「次の選挙を優先させる人たちが“民主党やら自民党と一緒になりたい”と言って解党してしまった。申し訳ないことをしたが、私はブレていない。みんなの党の精神を壊れたテープレコーダーのように言い続けている」

 すると、もともと友好関係だった「大阪維新の会」の流れをくむ「お維」にスカウトされた。

「みんなの党を再興したい声もあったが、第三極が分かれているよりも一本化した方がいい。(大阪維新に)政策のお手伝いをしていた経緯もあった」と出馬に至った。

 顔と名前は全国区だが、聴衆が驚くのは風貌の変化だ。体重は80キロ以上あったが、68キロまで絞り、かつてのシャープさを取り戻した。「浪人中は夜の会合がなくなって、締めのラーメンを食べなくなった。酒は飲むけど安いのばかり。でも糖質ゼロとプリン体ゼロとか、優れモノがたくさんあるからね。あとはカミさんの野菜中心の手料理かな」と夫人へのお世辞も忘れていない。

「みんなの党は良くも悪くも渡辺氏の個人商店で、3年前の参院選全国比例では470万票も取っている。党は消えても潜在票は相当数ある。『お維』は3~6人が当選圏で、渡辺氏は食い込んでくれば復活は大いにある」(選挙プランナー)

 地盤の関東エリアを中心に“ドブ板”を展開している。「“喜美は健在ですよ”とアピールしていくしかない。私が選挙に出ていることを知ってもらうことが選挙戦」

 行き場を失った“みんなの党”票をかき集められるか。