沖縄で米軍関係者また不祥事 島尻大臣に逆風吹きまくり

2016年06月06日 17時00分

 女性死体遺棄事件で元海兵隊員の軍属が逮捕されたばかりの沖縄で、また米軍関係者の不祥事が起きた。沖縄県警は5日、国道を逆走し、車2台と衝突した乗用車を運転していた米軍嘉手納基地所属の海軍2等兵曹アイメ・メヒア容疑者(21)を道交法違反(酒酔い運転)容疑で逮捕した。

 調べによるとメヒア容疑者は4日午後11時40分ごろ、嘉手納町の国道58号で酒に酔った状態で乗用車を運転した疑い。国道を逆走し、軽乗用車2台と相次いで正面衝突。日本人の女性会社員(35)は胸の骨を折り、男性会社員(30)は腕に打撲するなどした。

 メヒア容疑者は「読谷村の友人宅で酒を飲んだ」と話し、呼気からは基準値の約6倍のアルコールが検出された。在沖縄米軍は先月、女性遺体遺棄事件を受け、今月24日まで沖縄在住の米兵に対し、基地と自宅の外での飲酒と宿泊を禁止。また午前0時までの帰宅を義務付けていたが、メヒア容疑者は違反したとみられる。県警は自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いもあるとみて調べる。

 この日投開票となった県議選(定数48)では、米軍基地に対する県民の反感が如実に表れ、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する候補や翁長雄志知事(65)の支持派が過半数を占めた。

 この事態に真っ青なのは7月の参院選で改選を迎える島尻安伊子沖縄北方担当相(51)だ。

「米軍の不祥事はそのまま政府・自民党への反発票となる。選挙前に起きた死体遺棄事件は致命的でしたが、今回の事件も追い打ちをかけ、参院選では現職大臣の落選が濃厚となってきた。いまや本人も何か発言すると失言や揚げ足を取られるので、ロクなあいさつもできません」(永田町関係者)。昨年の内閣改造で選挙対策で沖縄北方担当相に抜てきされた島尻氏だが、モロに逆風を浴びての厳しい選挙戦となりそうだ。