まさかの「宿敵」支持を表明した鈴木宗男氏の強烈すぎる共産アレルギー

2016年01月11日 09時00分

 今夏の参院選へ向けて野党共闘が進む中、前哨戦となる衆院北海道5区の補欠選挙(4月24日投開票)で新党大地の鈴木宗男代表(67)が自民党公認候補の支持を表明。オール野党結成に待ったをかけた。

 補選は昨年、町村信孝前衆院議長(享年70)の死去に伴い、行われる。自民党は町村氏の娘婿の和田義明氏(44)を擁立。一方、民主党は池田真紀氏(43)、共産党は橋本美香氏(45)が出馬表明していた。

 すると「国民連合政府」を提唱し、オール野党結成を呼びかけている共産党は橋本氏の取り下げを示唆し、自民VS野党統一候補の構図になると目されていた。

 ところが北海道で自民、民主に次ぐ勢力を誇る鈴木氏率いる新党大地が予想外の動きに出た。鈴木氏は9日、「理念や政策のすり合わせもなく、各党がただ選挙に勝てばいいという統一候補は一貫して反対。左と右で考えの違うボックスは一緒になれない」と共産党との相乗りを拒否し、自民党公認の和田氏支持に回ったのだ。

 これには新党大地支援者も驚きを隠せない。「鈴木代表は前回の衆院選で町村氏、武部ジュニア(勤元自民幹事長の息子・新氏)、中川夫人(故中川昭一氏の妻・郁子氏)を落選させるべく、目の敵にしていた。町村氏は亡くなったとはいえ、その後継者を支援するとは仰天です」

 さらに鈴木氏の娘・貴子衆院議員(30)は一昨年の衆院選で新党大地から民主党に“嫁入り”し、比例復活している身。「もし貴子氏が父の宗男氏とともに自民支持に回るとなれば貴子氏は反党行為とも問われかねない。そこまでしても宗男氏は共産党と組みたくないということなんでしょう」(永田町関係者)

 野党勢が北海道5区の補選でオール野党結成を足がかりに夏の参院選へ弾みをつけようとした矢先の青写真崩壊。予想以上ともいえる共産党アレルギーが北の大地で“発芽”してしまったようだ。