高支持率の安倍政権が恐れる安保法案賛成議員への落選運動

2016年01月07日 09時00分

 安倍晋三首相(61)の外交報告と麻生太郎副総理兼財務相(75)の財政演説に対する各党の代表質問が6日に衆院本会議で行われる。

 高支持率を維持し、盤石の体制を築いているかに見える安倍政権だが、2016年は恐れるものがあるという。

 昨年、安倍首相はこだわっていた安保法制を成立させ、秋の自民党総裁選では無投票再選を果たした。民主党関係者は「昨年は何を追及してもうまくいかなかった。閣僚に問題が起きても、内閣支持率に影響がない」とため息。野党がうなだれるほど安倍政権の支持率は高い。政府関係者は「安保法案の時、学生団体『SEALDs』ら反対派が話題になりました。てっきり支持率が下がるかと思ったんですが、どうですか? 今はむしろ上がっているんですよ」と顔をほころばせる。

 このまま夏の参院選も、安倍政権にとってイケイケかと思いきや、決してそうではない。官邸関係者は「実は安倍政権が恐れているものがあります。それはネットで行われている国会議員の落選運動です」と明かす。

 過去にも原発推進派を落選させようという運動はあったが、効果があったとは言いがたい。今、落選運動の対象にされているのは安保法案に賛成した議員で、ビビる必要はないはずだ。

「今回の落選運動は弁護士や専門家がやっている本格的なものです。ネット上に政治家の収支報告書を公開してみんなで問題点を探そうとやっています。つまり、法的な問題を具体的に追及しようというのです。刑事告訴も視野に入れているので『誰が狙われているのか』と戦々恐々なんです」(前出官邸関係者)

 安倍政権にもアリの一穴があるのかどうか。