自民ネット番組で安保法案アピール生出演を続ける安倍首相の戦略

2015年07月08日 10時00分

ネット番組に出演した安倍首相

 自民党の安倍晋三首相(60)は6日、思うように有権者から理解が得られない集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案の内容を自ら説明するため、党のインターネット番組「カフェスタ」特番に生出演した。

 安倍首相は、この日を入れて全部で5回に生出演(7日、8日、10日、13日)する。番組の内容は「平和安全法制は憲法違反か?」「自衛隊は危険にさらされるか?」など、有権者が安保法案の成立に向けて疑問や不安に感じる問題について答える。

 インタビュアーを務めた同党の大沼瑞穂参院議員(36)から「平和安全法案はなぜ必要で、なぜ急ぐの?」と聞かれた安倍首相は「戦争法案とか、怖いんじゃないか。残念ながらそういうイメージが広がった。戦争を抑止し、平和を保つために進めていきたい」と法案成立に理解を求めた。

 さらに「一般の家庭でも町内会で協力すれば、泥棒は入ってこない」という例え話を持ち出し、米国などとの協力拡大の必要性を説明。「いざというときのための法律だが、作っておけば安心ではないか」と力説した。

 安倍首相をそばでサポートした元プロレスラーで同党広報本部長の馳浩衆院議員(54)は「(安倍首相は)誠実に常に繰り返し(有権者に)お伝えしなければならないという使命感と情熱、この国を守るんだ、という思いにあふれていた」と話した。

 同法案は野党の反対を押し切る格好で、13日の中央公聴会を終了後、最短で15日の特別委員会で採決、16日の衆院通過を目指している。