小沢一郎氏が占う安保法制の行方「行き詰まった時は総辞職」

2015年06月25日 10時00分

小沢一郎氏

「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表(73)は23日、本紙の取材に対し、安倍内閣が国会の会期を95日間延長して強行採決も辞さない姿勢の安全保障関連法案について「野党が一致協力して徹底抗戦する」と意気込みを語った。

 自民党は同日の役員連絡会で最大の焦点である集団的自衛権行使を可能にする安保法案を今国会で確実に成立させるため、引き締めを図った。

 谷垣禎一幹事長(70)は「会期の延長は『平和安全法制』などの重要法案を十分な審議時間を取ってきちんと成立させたいということだ。『これだけ時間があるから大丈夫』と緩まないようしっかりやってほしい」と役員連絡会に指示した。

 一方、民主党を始めとする野党は会期延長に猛反対。今後、委員会の審議に応じないなど徹底抗戦する構えだ。

 小沢氏は「私は野党として憲法違反という問題点を念頭に置きながら徹底抗戦してもいいんじゃないかと思っています。例えば、民主党が政権を取ろうとして頑張っていたときにですね、(与党の)理不尽なものについては徹底追及した。このことに国民は賛同した」と、安倍内閣の“一丁目一番地”の法案を廃案に追い込む自信を見せた。

 ところが、まさかの事態に見舞われるピンチが想定されている。野党関係者は「安倍首相は是が非でも法案を通す手段として“解散”という伝家の宝刀を抜くかもしれない。野党は候補者を含め、選挙準備が万全ではありません。解散総選挙に打って出られたら、昨年の衆院選の二の舞いになる」と不安をこぼしている。

 小沢氏は「それはその通りで困った状況です。しかし安倍内閣がいわば安保法制に行き詰まった場合、その時は解散ということはない。総辞職だろう」と強気に答えた。

 果たして小沢氏の見解は的中するのか。