統一地方選は89市長選と295市議選、東京特別区の11区長選、21区議選が19日に告示され、後半戦の幕を開けた。

 ネットで美女候補と騒ぎになっている、東京・八王子市議選に出馬した社民党の佐藤あずさ氏(30)もこの日、出陣式。岐阜県出身の佐藤氏は大学進学で上京し、NHKに記者として入局。退職後、東京都知事選に出馬した宇都宮健児氏(68)の選挙ボランティアを通じて、八王子市議だった井上睦子氏(60)と知り合い、福島みずほ参院議員(59)の政治スクールへ。福島氏から出馬を打診され、井上氏の後継者となった。


 活動がツイッターを通じて知られると、ネットでは「かわいい」「八王子に引っ越したい」などと話題に。今や“社民党のアイドル”だ。


 自民党1強の中、なぜ社民党なのか。


「ずっと社民党を応援していました。厳しい状況で(議席が)減っていますが、消えてはいけない理念や信条があります。記者時代から反戦や反貧困という思いがあり、社会の構造を変えないといけないと思うようになりました」


 ネットの評判は耳にしているという。「ごくわずかな人の意見とは思いますが、ぜひ八王子に引っ越してきてください(笑い)。八王子では人口減少が問題になっているので、少しでも若い人が増えるのはうれしい。大歓迎です」。少子高齢化に対応した街づくりを目指すという。