国会デモの裏で…安倍政権批判する人々に変化

2015年03月24日 16時00分

山本太郎参院議員も姿を見せた

 安倍政権にNOを突きつけるデモ「民主主義を取り戻せ! 安倍政権NO!☆0322大行動」が22日に都内で行われ、約1万人が国会を包囲し「安倍は辞めろ」とシュプレヒコールを挙げた。政府関係者は政権への影響を楽観しているが、安倍晋三首相(60)は無視を決め込んで大丈夫なのか?


 デモは国会を取り囲むように行われ、多くの団体や個人が参加。「生活の党と山本太郎となかまたち」に所属する山本太郎参院議員(40)も姿を見せ、マイクを握った。


「ふざけた党名だと国会でいじめられている。しかし、一番ふざけた党名はどこですか。そう、自由民主党です。何が自由で、何が民が主役だと。恥を知れってことなんですよ」と自民党批判。慣れた演説ぶりでデモ隊を鼓舞した。


 これに対し、政府関係者は「今回の反安倍デモは脱原発やら反TPPやら、護憲やらと何でもあり。これまでは個別にやっていたものを安倍政権にNOという一点でまとめています。逆に言えば、個別のテーマでは人が集まらなくなったということ。これ以上は広がらないのではないか」と指摘する。


 このデモは参加団体だけで10以上。賛同団体も含めると50ほどになる。「原発」「集団的自衛権」「沖縄米軍基地」「雇用・労働法制」「農業・農協改革」などなどのイシューにおいて、反安倍勢力が結集した。


「週末の官邸前の脱原発デモは、まだ続いています。一時期より数は減って300から400人ってところでしょうか。少ないと思いますよ」(前出政府関係者)


 大規模デモとは裏腹に安倍政権を批判する人が減ってきているという。野党関係者は「大手メディアが政権批判をしなくなった。何か弱みでも握られているのでしょうか」。もっとも、永田町関係者は「安倍政権スタート時に比べれば、大臣スキャンダルも出てくるようになった」と報道の萎縮はないとみている。


 今回のデモは統一地方選も視野に入れたもの。定期的に行われたら、安倍首相も無視はできないだろうが…。