鯉党公言も…総裁選出馬の岸田前政調会長が存在感アピールに腐心「〝勝ち馬〟に乗れない」の声

2021年09月02日 19時29分

昨年の総裁選で岸田氏はカープのユニホームを着て勝利をアピール

 岸田文雄前政調会長(64)が自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で菅義偉首相(72)との〝一騎打ち〟に向け、存在感を示すための苦労が絶えないという。

 2日に行われた会見では「医療難民ゼロ」「ステイホームを可能にする経済対策」などを柱とする新型コロナウイルス対策案を発表した。ところが菅首相が進める新型コロナウイルス対策の拡充や改善に意欲を示しながらも、肝心な医療従事者などの人材確保や法改正には課題を残したままで、独自色の打ち出しに手こずっている。

 総裁選に向けて党員たちは、岸田氏をどう見ているのか。党内からは「まだまだ物足りないです。敵を作らないタイプの政治家そのものです」と冷ややかな声が上がる。

 ネット民の岸田氏に対する評価は「実行力がない。広島選挙区なのに3A(安倍晋三氏、麻生太郎氏、甘利明氏)に文句も言えず、自分の子分も守れない」「総裁選にならないとこうした提案ができないのか。新型コロナが猛威を振るい出した時、あなたは政調会長でしたよね」と手厳しく、辛らつな書き込みが殺到している。

 しかし、その一方で岸田氏の人柄については評価されているのも事実だ。菅首相の不人気ぶりが表面化された状況の中で行われる総裁選で、自民党議員や党員・党友の心をガッツリつかむ手立てはあるのか。

 ある無所属の自民党議員は岸田氏がプロ野球・広島カープのファンであることを例に挙げてこう指摘した。

「広島カープには熱烈な応援団がいますよね。岸田さんも目に見える形で岸田応援団を作らないと〝勝ち馬〟に乗れませんよ」

 混迷を深める総裁選。岸田氏の奮起に注目が集まる。

関連タグ: