民主新代表・岡田氏に早くも試練

2015年01月20日 11時00分

 早くもしこりが残る結果となった。海江田万里前代表(65)の後任を選ぶ民主党代表選は18日、都内のホテルで開かれた臨時党大会で投開票され、岡田克也代表代行(61)が細野豪志元幹事長(43)と長妻昭元厚生労働相(54)を破って新代表に選出された。

 党員・サポーターと地方議員、党所属の衆参両院議員と次期参院選の公認内定者の投票結果は、細野氏が1位、岡田氏が2位、長妻氏が3位という結果が出た。

 過半数を獲得した候補者がいなかったため、岡田氏と細野氏が決選投票に進出。決選投票は国会議員と公認内定者によって行われ、岡田氏が勝利したが、棄権票が出る後味が悪い結末だ。

 民主党関係者は「1回目の投票で敗れた長妻氏の陣営の多くの議員たちが、岡田氏を支持した。岡田氏は演説でわざわざ長妻氏の主張に同調する発言をした。岡田氏は長妻氏を推す議員らと会談し、協力を呼びかけるなど、水面下での働きかけが功を奏した」と解説した。

 今後、注目されるのは岡田氏が野党再編に積極的だった細野氏を党の要職として起用するかだ。人事に失敗すれば“党分裂”の危機を迎えるとの声も上がる。

 会見で岡田氏は「現時点で(維新の党と)同じ党になるとは到底考えられない。(維新の橋下徹最高顧問が目指す野党再編について)民主党の分裂を前提とした言い方。(人事については)白紙だ」と語り、維新の党との合流を否定した。

 今回の3氏による代表選は、政策の中身で論戦を繰り広げたというよりも、維新の党との合併をめぐり岡田氏と細野氏が「言った、言わない」と批判の応酬を繰り返し、話題を集めた。

 岡田氏を支援した蓮舫参院議員(47)は「岡田さんは安定感と経験を買われて勝利した。みなさんが心配している党が割れることはない」と話したが、“オール民主党”として巨大与党、安倍内閣と対峙できるのか。