民主“埋蔵金200億円”分捕り合戦!?

2014年12月19日 11時00分

 ホントは金庫に眠っている“埋蔵金”の分捕り合戦!?――。衆院選で海江田万里代表(65)が落選したことで、民主党は代表選に向かって動き始めた。岡田克也代表代行(61)や枝野幸男幹事長(50)、前原誠司元外相(52)、細野豪志元幹事長(43)といった新鮮味のない名前が取りざたされている。表面上は民主党再建派と野党再編派の戦いになると指摘されているが、その裏で「民主党の金庫に眠る約200億円をめぐる争い」ともささやかれている。

 17日午後に行われた両院議員総会で、来年1月18日に代表選をすることが正式に決まった。いち早く立候補を表明したのは細野氏だ。

「安倍政権に対抗し得る勢力がない。その核を作る役をやらせていただきたい」と細野氏。代表選では維新の党などとの合流を含めた野党再編を訴える見込みだ。同様の考えを持つ前原氏も自身のグループから立候補を前向きに検討するよう求められている。

 岡田氏も候補者の一人。岡田氏の場合は、前出の細野、前原両氏とは異なり、野党再編よりも民主党の再建を目指す。

“仕分けの女王”こと蓮舫氏(47)は自身の出馬を否定。意中の人を明かすことはなかったが「複数の候補者が立って選挙をするべき」と無投票は駄目だと話した。

 辻元清美氏(54)はマスコミの前で前原氏と握手をしてみせて“蜜月関係”を猛アピール。前原氏は困惑しながら車に乗り込んだ。ある若手議員は「党の再生が課題になる。次への希望を作っていかないといけない」と新鮮味のある候補者がいいという。

 その新鮮味でいえば、名前が挙がっているのは玉木雄一郎氏(45)くらい。「当選3回の元財務官僚ですが、若手の代表として推す声がある」(党関係者)

 誰もが胸に一物秘めているかのようだ。民主党関係者は「無投票だとマスコミに取り上げてもらえないので、選挙はした方がいい。ただし、一騎打ちになると、後々しこりが残りかねない」と悩む。党再建派と野党再編派が激突すれば、負けた方に恨みつらみが残るのが世の常。党の分裂にも発展しかねない。

 維新の橋下徹(45)、江田憲司(58)両共同代表は、かねて民主党の一部との合流を求めてきた。代表選で敗北となれば、前原氏、細野氏らのグループ、つまり維新と合流を考える野党再編派が党を割って出て行くことも考えられる。

 だが、永田町関係者は「前原氏らはそう簡単に党を出て行かないでしょう。なぜなら民主党には巨額の“埋蔵金”が眠っているからです」と意外な指摘をする。一体どんなカネなのか。

 先月末に公開された民主党の昨年分の政治資金収支報告書を見てみよう。収入総額は約300億円。そのうち前年からの繰越金がなんと約200億円だ。支出総額は約130億円で、翌年への繰越金は約170億円となっている。

 つまりここ数年は、繰り越された約200億円が使いきれずに党内にたまっているのだ。

「これだけのお金が党にあるのに、焦って出て行くことはない。何度も離党の話が出ては決断していない前原氏だって分かっている。要するに、民主党の代表選は、党の財布をどっちが握るかの戦いということになるでしょう」(前出の永田町関係者)。使い切れないとはいえお金があるに越したことはない。200億円をめぐるバトルが始まった。