田母神氏出馬へ 公明党の牙城に奇襲攻撃?

2014年11月28日 11時00分

 衆院選(12月2日公示、14日投開票)で第三極の一角に甘んじるかに見えた次世代の党が一躍、台風の目となってきた。2016年の参院選まで出馬を見送るとみられた田母神俊雄元航空幕僚長(66)が急転、公明党の牙城に奇襲攻撃をかける案が浮上しているのだ。

 次世代は石原慎太郎最高顧問(82)の引退騒動で、党消滅も懸念されたが26日、解党となるみんなの党から松沢成文氏(56)、和田政宗両参院議員(40)が合流。先週には浜田和幸参院議員(61)も加入しており、参院で一気に勢力を拡大させた。

 来る衆院選でも友党関係にあった太陽の党の西村真悟代表(66)が次世代から大阪16区での出馬が同日に発表された。同選挙区は公明党の北側一雄副代表(61)の地盤だ。「憲法改正、核保有を掲げる石原氏は自民党に近いが、平和路線の公明党とは相いれない。公明党にとってかわる自民党の連立パートナーとなりたいわけで、いわば“正妻争い”とも言える」(与党秘書)

 同選挙区には当初、維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事(50)が公明党潰しで対抗馬に取りざたされたが、見送られていたところだった。

 公明党との全面戦争で次世代の本気度が試されるのは、太陽の党の田母神代表幹事の処遇だ。西村氏と同じく次世代へ合流し、衆院選で東京12区からの出馬が検討されている。

「西が北側副代表なら東は元代表の太田昭宏国交相。5年前の政権交代選挙でも当時党代表だった太田氏と幹事長だった北側氏が落選し、党内はガタガタとなった。田母神氏が刺客に立てば、ネット保守層と公明党支持者のガチンコ対決で一番の注目区となる」(永田町関係者)

 田母神氏は出馬意思を明かしていないが、ツイッターでは「公明党の選挙での躍進を止めなければならない」とツイートしている。「田母神氏は噂に上っているが、党としてはまだ決まっていない」(次世代の藤井孝男選対委員長)。27日には次世代の東京都支部連合会の集会に田母神氏が出席する予定で、この場で決死の“出撃宣言”が飛び出すか――。