安倍内閣の閣僚でも崖っ縁?スキャンダルで苦戦必至の面々

2014年11月24日 07時00分

 師走選挙に向けて戦いが始まった。どの政党にも追い風が吹いていないのが今回の特徴。前回は自民党の圧勝だったが、現役の安倍内閣の閣僚ですら崖っ縁の状況となっている。

 まずは静岡4区から出馬する望月義夫環境相(67)だ。2008年と09年分の政治資金収支報告書で賀詞交歓会の収支に事実と異なる記載があった。望月氏は深夜0時スタートの非常識会見で「亡くなった妻に任せていた」と釈明し、ひんしゅくを買っていた。民主党の田村謙治氏(46)と激突する望月氏に、霞が関からは応援する声が聞こえてこない。

「派閥の事務総長を務めた“雑巾がけ”を評価されて入閣しました。環境行政に詳しいから選ばれたわけではないので、現場からため息が聞こえてきます。政策について役人がレクチャーをしても、『はあ』などと生返事。どこまで理解できているのか不明です」(霞が関関係者)。これでは選挙も思いやられる。

 次に落選危機が指摘されているのは西川公也農水相(71)。栃木2区からの出馬となる。長男の経営する会社からお歳暮などを購入し、政治資金で支出していたことに利益供与との批判が出ていた。永田町関係者は「栃木県庁職員から県議に転身し、国政に出てきたたたき上げの政治家です。政治とカネの疑惑が表沙汰になっても『まあそうだろうな』と驚きのない人物ではあります。選挙に強いわけではないので、野党が統一候補になったら危ないです」と指摘した。

 前回の選挙では民主党から福田昭夫氏(66)が、みんなの党からは柏倉祐司氏(45)がそれぞれ比例復活するほど接戦だった。今回は柏倉氏が民主党へ入党し、栃木1区からの出馬になる。ますます西川氏はピンチだ。

 選挙後に大臣の入れ替えが必要になるかもしれない。