橋下市長vs自公連合「大阪冬の陣」の行方

2014年11月14日 16時00分

“大阪冬の陣”は仁義なき大バトルの様相を呈している。維新の党共同代表の橋下徹大阪市長(45)は12日、大阪市役所で行った記者会見で、安倍晋三首相(60)が来週中にも解散総選挙に打って出た場合、公明党現職がいる大阪、兵庫の6選挙区に対抗馬を擁立する方針を正式に表明した。

 また、自身の出馬について聞かれると橋下氏は「いろいろ考える。公明にやられたまま、人生を終わらせられない」と出馬に含みを持たせた。出馬した場合、市長職を投げ出すことになる点については「仕方ない」と強調した。

 同党は旧日本維新の会として戦った前回の衆院選で、公明党が都構想に一定の協力を行う代わりに、公明党候補者が出馬する大阪などの6選挙区で候補者擁立を見送ることを決定した。

 公明党とはその後、都構想の議論の進め方をめぐり意見が対立。都構想の設計図にあたる協定書議案は10月に府、市の両議会で公明など野党会派の反対で否決された。

「橋下氏が出馬するなら支部長を務める大阪3区からでしょう。3区は公明党の大阪府本部代表、佐藤茂樹衆院議員の選挙区です。公明党と全面対決するつもりなんでしょうが、橋下氏も一時の勢いが感じられない」(永田町関係者)

 同党の幹事長、松井一郎大阪府知事(50)も衆院選出馬が取りざたされている中、“安倍・自民党”は公明党をサポートするため臨戦態勢に突入している。

 自民党関係者は「橋下市長が任期もまっとうせずに立候補したら、大阪の有権者からの求心力がガタ落ちするだろう。自民としては公明党と連立を組んでいる以上、公明党候補者を応援することになります」と語る。

 因縁バトルの行方はどういう結末を迎えるのか。