菅首相 夏のボーナス満額支給され議員辞職の菅原氏に関し取材拒否…野党「トンズラ許されるのか」

2021年06月02日 17時28分

菅首相

 菅義偉首相(72)が〝政治とカネ〟の問題で議員辞職した自民党の菅原一秀前経済産業相(59)の対応をめぐり2日、取材拒否した。

 党内で菅首相と菅原氏は無派閥でともに活動。秘書が選挙区内(東京9区)で有権者に香典を渡していた問題などで刑事告発された菅原氏の議員辞職をめぐっては「総裁として菅原氏に説明責任を伝える役割があります」(自民党関係者)と声が上がっていた。

 ところが菅首相は内閣記者会幹事社による「ぶら下がり」取材の申し入れに、秘書官を通じて「首相として回答することはないので受けない」と返答したという。

 これを受けて野党議員は「公党のトップとして問題だ。自身との関係を根掘り葉掘り追及されるのを回避したいのではないか」と指摘した。

 渦中の菅原氏は夏のボーナスを満額支給されることで野党側の猛反発に見舞われている。

 国会議員のボーナスは夏冬2回で合わせて約628万円が支給される。衆議院の広報によると、夏のボーナスの支給は「4月中に辞職した場合は0円」「5月中に辞職した場合は一部カット」「6月1日まで在職していれば満額」だという。

 菅原氏は1日に国会議員辞職願を提出し、6月3日に衆議院本会議を経て正式に辞職が認められる予定だ。菅原氏は規定に基づくと314万円2802円の夏のボーナスが満額支給される。

 立憲民主党の安住淳国対委員長(59)は「なぜ6月1日なのか。5月中に何で迅速に(辞職)しなかったのか。たった1日いただけでボーナスそのまま受け取って辞めていこうという魂胆もあったんじゃないのか。だから1日出ただけでボーナス丸々もらって、言葉が悪いけども、国会からトンズラするというのは許されるのか」と厳しく批判している。

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