山本景府議 テリー氏を擁護する橋下代表を批判

2014年08月15日 11時00分

会見で汗をぬぐう山本府議

 無料通話アプリ「LINE」で女子中学生を威圧し、所属する大阪維新の会から除団処分を受けた山本景府議(34)が14日、大阪府庁舎で緊急会見を行い、“陰謀論”とまさかの同党・橋下徹代表(45)批判をブチ上げた。山本氏は来月7日の交野市長選挙に出馬予定で、このタイミングでのスキャンダル発覚に「何らかの意図が働いている」と断言。また、情報番組内で同氏を「キモイ」と評したテリー伊藤氏(64)に改めて宣戦布告すると同時に、テリー氏を擁護する橋下代表に対しても「言っていることはおかしい」と牙を剥いた。

 

 代理人同席で会見場に現れた山本氏は冒頭、深々と一礼。女子中学生からLINEのグループを外されたことに立腹し「絶対に許さない」などと威圧した問題は、山本氏本人の“暴走”もあり、鎮まるどころか一層激しさを増している。

 

 会見では威圧発言に対して何度も「不適切な発言でお詫びしたい」と繰り返したが、随所に反論も織り交ぜた。

 

「昨年12月に起きたことが、半年以上を経て8日の産経新聞で突然報じられた。何らかの陰謀、意図があると思っている」

 

 そう切り出した山本氏は、来月7日の交野市長選に出馬予定だったことを明かし「世論調査では10ポイントくらい、現職の中田(仁公)市長より私がリードしていた」と断言。“当選確実”な自分を潰すため、何者かが情報を流したと推理した。

 

 肝心のリーク犯については「相手方の名誉もあるし、この場では言うことはできない」と、一瞬大人の対応を見せたものの「産経新聞の記事には中田市長と教育委員会の幹部しか知りえない情報が書かれていた」。まるで中田市長のグループがリークしたと言わんばかりの物言いだ。これには会場から失笑も…。

 

 怒りの矛先は同党の橋下代表にも向けられた。11日放送の日本テレビ系「スッキリ!!」で山本氏のVTRを見たテリー氏が「この人キモイもん!」と発言。これにブチ切れた山本氏は日テレに厳重抗議し、放送倫理・番組向上機構(BPO)に人権侵害を申し立てた。

 

 この日も山本氏は「テリー氏の発言は人格を否定するものであり、許されることではない」と猛反発。ただ、“親分”の橋下代表は「キモイぐらい言われるのは当たり前だ」と山本氏を突き放している。いよいよもって旗色悪くなったが…。

 

 山本氏は正面を見据え「橋下代表の発言がおかしいと思います。議員や政治家だったらいかなる名誉毀損行為もやって許されるのか。一概に政治家だからといってキモイという中傷を甘受しなければならない、ということはないと思っています」とキッパリ。

 

 続けて「キモイという言葉は外見と人格両方を否定する。悪口でもほかの言葉なら我慢した」と述べ、「キモイ」の3文字を異常嫌悪していることを明かした。

 

 同党が下した除団処分についても山本氏は「維新の議員3名が本会議場で造反行為を行ったのに処分されていない。それと比べても私の処分は重すぎる。自分としては厳重注意、もしくは党員活動停止レベルの処分が妥当と考えている」と持論を展開。

 

 こうなるともう止まらない。

 

 山本氏は党の内部事情もさりげなく暴露。ある記者が「党内に山本さんの味方はいますか?」と聞いたところ、山本氏は「いますけど、名乗り出れないと思います。報復されますから。維新はトップダウンで、(橋下)代表の言うことは絶対。こんな状況になった僕を擁護したら、その人がポストを外されますよ」と、ぶっちゃけた。

 

 会見終了後、自身の冗舌ぶりにようやく気付き「電話掛かってきたらどうしよう」「来週には議会に出席しないといけない。どこに座ればいいのか」とビビりだしたが、時すでに遅し。政治生命の危機に直面してしまった。