菅首相 訪米前に安倍前首相と緊急会談したが…「外交音痴」は克服できるのか

2021年03月29日 22時00分

菅首相(左)と安倍晋三氏

 菅義偉首相(72)は29日、来月8日からの初訪米に向けて安倍晋三前首相(65)と永田町の安倍事務所で会談した。

 昨年10月以来となる安倍氏との会談を終えた菅首相は「予算が成立し、来月には訪米するので、8年間にわたり政権を担われた安倍前首相にお会いし、内政、外交について意見交換した。非常に有意義だった」と満足した表情で語った。会談では、米国のバイデン大統領との日米首脳会談で緊密な関係を築くことや中国をめぐる問題が話題に上ったという。

 ただ、永田町で「外交が苦手」と評判の菅首相。訪米前に安倍氏から外交に関し、助言を受けたものと見られている。「米国は共和党のトランプ政権からバイデン大統領が率いる民主党政権に代わった。安倍氏は民主党政権で大統領だったバラク・オバマ氏とも面識があります。安倍氏にいろいろなアドバイスを受けたのだから、首脳会談は成功すると思います」(自民党議員)

 初訪米の準備に余念がない菅首相だが、実は26日の参議院予算委員会で、米国側に根回しせずに「東京五輪・パラリンピック大会の開会式にバイデン大統領を招待したい」と話して〝外交音痴〟を露呈し、政府関係者を手こずらせていた。

「東京五輪の招待は訪米した時、バイデン氏に直接言うべきことでした。ホワイトハウス報道官は菅首相が発言した直後に『大統領の今夏の外遊は予測できていない』とコメントし、困ったといいます。米国側と根回しができていない段階での発言は失敗です」(永田町関係者)

 菅首相は訪米した際、国内で新型コロナウイルス感染拡大防止対策で忙しいバイデン氏から五輪開会式招待の返事を受けてもらえるのか注目される。

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