「結婚しろ」ヤジの鈴木都議はセクハラ大魔王だった

2014年06月25日 07時00分

塩村都議(左)に謝罪する鈴木都議

 東京都議会で塩村文夏都議(35=みんなの党)に「結婚しろ」「子供を産めないのか」などのセクハラヤジが飛び、国内のみならず世界中に発信された問題で23日、“犯人”が騒動後5日目にしてようやく名乗り出た。「早く結婚すればいい」のヤジを飛ばしたと白状したのは、自民党の鈴木章浩都議(51)。どうやら都議会でも札付きの“セクハラ癖”の持ち主として知られるようだ。ウソ八百を重ね、謝罪後も繰り広げた厚顔無恥な振る舞いに周囲はあぜんとするばかりだ。

 この日朝、都議会自民党の吉原修幹事長に“犯行”を自白した鈴木氏はこの数日、メディアに24時間追われる疑惑の男だった。

「テレビカメラの前で『ヤジなんていちいち聞いている人はいない』なんてしらばっくれていたので、怪しいと思っていたら案の定だった。以前から良くないウワサしか聞いていない」と話すのは都議会関係者だ。

 色黒なチョイ悪オヤジ風の鈴木氏は“セクハラ大魔王”で有名だった。

「高慢な態度で、クラブやバーで女性へのタッチが度を過ぎ、お誘いも露骨。店内のセクハラだけでなく、知人の女性にも手を出したりして、数年前には党本部に女グセの悪さでクレームが出されたほどです」(同関係者)

 新宿の繁華街・歌舞伎町の老舗クラブのベテランホステス(40)は「どこかの社長と2人で来たのですが、話題といえば『自分は偉いんだ』的な超上から(目線)の内容ばかり。女の子たちに普通にタッチしていました。ひどい態度で嫌なヤツでした」と怒りの声を上げる。

「早く結婚しろ」のヤジは「少子化・晩婚化の中で、結婚していただきたい思いがあのような発言になった」と鈴木氏は釈明したが、キャバクラの悪ノリを議会に持ち込んだといわれても仕方のない無神経ぶりだった。

 都議になったのもセクハラ絡みだった。鈴木氏は、7年前に大田区議から同区選出の都議へとステップアップした。

「鈴木氏が参謀を務めていた衆院議員が、六本木で女性の胸を触って、強制わいせつで逮捕される前代未聞の事件を引き起こし、議員辞職した。その議員の地盤を鈴木氏はソックリ引き継いだのですが、またセクハラ事件を起こすとは因果な運命です」(地元関係者)

 騒動当初、鈴木氏はメディアに対し「(発言は)議員辞職もの」「(ヤジは)私ではない。寝耳に水」と平然と話していた。この日、「すぐに塩村さんに謝罪をしたかったが、『産めないのか』の発言が『結婚しろ』と一緒(同一人物)の話になっていて、機会を逸した」と弁明。自ら「辞職もの」と言っていたはずが、会派離脱のみで党籍は自民党のままだ。自民党関係者は「騒動を拡大させた上に余計なウソまでついて、人間性が問われる問題で、政治家としてあるまじき行為。この処分(会派離脱)だけでは済まされないだろう」と断罪する。

 さらに鈴木氏は謝罪会見後、夕方のフジテレビのニュース番組に生出演する離れ業までやってのけた。騒動はまだ終結していない。「結婚しろ」以外に「産めないのか」「子供を産んでもないのに」などのヤジが飛んでいたが、音声に不明瞭なところもあり、発言者の特定は難しくなっている。鈴木氏は「(ヤジを言った本人は)承知しているはずなので名乗り出て謝罪すべきだ」と訴え、トカゲの尻尾切りとはならないようアピールしてみせたが、どこまで恥さらしの道連れを集められるか。