舛添知事もとばっちり?セクハラヤジ声紋解析で特定へ

2014年06月22日 09時00分

 東京都議会でみんなの党の塩村文夏都議(35)がセクハラヤジを受けた件で、とばっちりを受ける人物が続出している。ヤジに同調して笑ったとされる舛添要一都知事(65)は釈明に追われ、名指しで犯人扱いされた自民党のベテラン都議は冤罪を訴える事態になっている。


 都議会で質問中の塩村氏に「早く結婚しろ」「子供を産めないのか」などのヤジが飛んだ際、舛添知事も笑みを浮かべたのは事実だ。みんなの党関係者は「一緒になって、ニヤついていた舛添知事が許せない」とし、発言者とともに怒りの矛先が向けられており、一部では舛添知事の議場内の様子が細かく報じられた。


 舛添知事はこれに猛反論。20日の会見で「ヤジは何も聞こえなかった。質問者である彼女の方を見ていて(議場内が)ざわついて彼女が笑ったので、つられた。あとでこんなことになっていると知った」と釈明。「女性の尊厳を傷つけるようなヤジは、あってはならない。私は一度も都議会で品位のない発言をしたことはない」と強調した。


 都知事選では過去の女性蔑視発言をヤリ玉に挙げられただけに、ナーバスになるのも無理はなかった。


 一方、ネット上ではヤジを飛ばしたと断定され、拡散された都議も。自民党の川井しげお都議(66)で、五輪招致議連の会長も務める重鎮だが、屈指の“ヤジ大王”としても知られる。だが、本紙の取材に川井氏は「大変迷惑している。私の席は一番後ろで、ヤジが飛んだとされる手前側と全然違う。電話が鳴りっぱなしで『死ね』とか『自殺しろ』とかまで言われている」と頭を抱えた。


 自民党都議団は発言者を特定しない方針だが、川井氏は「議会の品格が問われている。議員運営委員会でしっかりと議題に挙げ、しかるべき対応をすべき」と善処を求めた。みんなの党は声紋解析で発言者を特定する構えで、自民党本部でも野田聖子総務会長(53)が事態を問題視しており、発言者が割れるのは時間の問題だ。

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